昨日の大宮戦は後半、荒野を入れて、球離れの速いサッカーでテンポをあげて、なおかつ守備はマンツーマン気味で行って、前半の相手のペースを完全にこちらのぺ―スにした。 　前半ははっきり言って、２位のチームだから、名前のある選手が多いということで、リスペクトし過ぎたのでないか。例えば相手の最大のストロングポイントの左ＷＢの泉を髙尾が警戒し過ぎ、安全策をとってしまい寄せが非常に甘く、ピンチを招き、相手に６，７回、コーナーをとられた。 　後半はそれを反省したのだろう。髙尾が見せた「らしくないドリブル」も相手を「なんだ個々のレベルは大したことない」と感じ、自ら持って行ったからだと思う。 　コンサの選手はもっと自信を持つべきだと思う。 後半、マンツーマン気味で行ったのが相手の攻撃を抑えたと言うことが今後のヒントになるかもしれない。 　Ｊ１ではマンツーマンがうまくかわされ、おまけにＤＦの裏を狙われて失点が多かった。 　しかし、Ｊ２では個のレベルがそんなに高くなく、素早く寄せればある程度、全体的な動きを止められる。ゆえにホームではもちろんアウェイでも気温や湿度がそんなに高くない試合では、前半からマンツーマンで行くのも良いのではなかとも思ってきた。

　これはゾーンではマークの受け渡しもあるし、ここまでの守備の崩壊は昨年までのマンツーマンからゾーンの変更による混乱から守備の破綻を見せてきたと思っている。 　これまでの体に沁みついたマンツーマンを変えるのがなかなか難しいからだろう。 　今の状態ではよほど連係をうまくしないと１試合で何度かミスも起こる。そのミスを発生する可能性を低くするためにも前半、マンツーマンで行ってボールを奪って先制して、後半の途中から中盤から下はゾーンにして守る等考えを改めることも必要かもしれない。 　また、攻撃の人数が少ないこともあげられる。もっと人数をかけないと決定機も演出できないし、シュートすら打てない。 　カウンターもしかり。ここぞというときに後ろから懸命に前に走っていく選手が非常に少ない。 それから後半追い上げなければいけないという場面では戦術を徹底させなけばいけない。 　後半どうしても点を獲りたいということでゴニちゃんを入れる場合には、引いた相手をパスで崩すことばかり考えないで、サイドからアーリークロスを入れることを徹底するとか。な 　ぜかビハインドでの後半は横パス、バックパスばかりの試合が多い。 　これを改めない限り後半、ビハインドで勝利は望めないだろう。

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