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名前:孔明(まさあき) リンクはフリーです。 「あ」とか「ああ」、「あああ」 とかいうHNには基本的には削除するかコメントを返しません。 「通りすがり」も同じです。 また、ふざけたHNやコメントは削除します。 コメントはコテハンでお願いします。 そして誹謗中傷のコメントは有無を言わずに削除します。 コンサとの出会いは1996年6月2日の日本電装戦。 それまでコンサの試合はテレビでは見ていたものの、妻とスタジアムに見に行ってすっかり生のサッカー観戦にはまってしまった。 それ以来、アウェーにも何度か出かけ、妻と共々コンサを応援し続ける。 これまでのコンサの思い出は、 1996年9月12日の本田技研戦、ペレイラの負傷退場後の厚別にこだました救急車の音、 1997年5月25日川崎F戦、バルデス3連発の間で厚別のS席で自発的に出たすさまじい声援 1998年12月5日福岡戦、3点目をとられた時の室蘭の静寂 2000年3月12日、エメ3連発で鳥栖のサポータに「幼稚園児の中に大人がいるのは反則だ」と言わしめた鳥栖スタジアムでの開幕戦 2000年7月29日浦和戦、殴り込んでやろうか思ったお行儀の悪い狼藉ファンをだまらせた両サイドの得点 2001年9月15日清水戦、堀井の移籍後初試合でのVゴールに歓喜する劇場(ドーム) 2007年最終戦試合終了後ドームの電光掲示板に写ったCHAMPIONの文字 2011年最終戦で決めた内村の2ゴールで昇格を確信したこと。 など数えきらず。もうコンサなしではいられない。
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2013年12月08日
10月までで約6,000万円の赤字状態 、債務超過3,700万円。これが解消しなければいけない数字だ。 今シーズンは野々村社長が就任して、いろんなアイデアを出して入場料の増収を図った。クラブ向上委員会を立ち上げ、サポーターに意見を聞きそれを実行に移した。 今シーズンの入場者数の目標は20万人。その20万人は最終戦でようやく達成した。 もう少し入場者数を増やしたかったところ。今シーズンは途中から毎試合入場者数の目標を立てそれに達するかどうか検証をしたが、目標を達成した試合の方が少なかった。 今シーズンは序盤の不調が大きかった。ホームで勝てない試合が多く、入場者数が伸び悩んだ。終盤にPO圏争いをしてようやく目標を達成できた。 そしてスポンサー探しにもやっきとなった。地道にスポンサー獲得を図りサポートシップスポンサーが過去最高になったことは誇るべき事だろう。 スポンサーといえばビンの関係で住友商事がスポンサーになってくれたことは大きい。タイ、ベトナムのチームと提携し東南アジアとの関係を作り、ビジネスチャンスの可能性を高めたのはよかった。 問題は野々村社長がことあるごとに言っている会場使用料だろう。1試合だいたい厚別300万、ドーム800万と言っているが、確かに高い。特にドームの使用料は高すぎる。行政にも働きかけを行っているがなかなか改善されていない。 野々村社長は会場使用料がネックで予算を人件費に転嫁できないと嘆いている。 J2チームの多くは20万から50万の会場使用料を払っており、いかにドームが高額であるかわかる。 問題は赤字と債務超過をどうするか。野々村社長は日刊スポーツのインタビューで「ある程度予定は立っている。スポンサー収入ではなく、他の手法で。」と明言している。 なにか目処が立ったのだろうか。 いやおうなくクラブライセンスの審査が行われ、3期連続赤字あるいは3期連続債務超過ならばJFLへ降格もありうる状態。 今後、早急に経営状態を改善しなければ厳しいことになる。 また、野々村社長は昇格できるように人件費をアップさせる計画を持っている。 まずは、入場者収入を増やすことだろう。 来年は25万人の目標を立てた。これが実現するようにしなければいけないが、サポーターも少しでもそれに協力しなければ。 また、メディアへの積極的なPRも必要。今シーズンはU型テレビホーム不敗神話が起こったが、道内テレビ局への選手の出演は率先して行わなくてはいけない。 そして東南アジアとの提携を強めることだ。そしてさらにはそれを突破口にスポンサー収入を増やすこと。 ビンが残留してくれればベトナムの日本企業のバックアップが期待できる。 とにかく野々村社長が就任して変わった。これまでやる気がなかったとは言わないがやる気が見えるようになってきた。 来年は勝負の年。野々村社長もそう感じている。 勝手に叱咤コンサ外伝
2013年12月06日
今年を振り返る2(監督と戦術編) 今年のシステムは4-3-2-1のワントップでずっとやってきた。 ポゼッションを基本にしてパスサッカーを理想とした。 監督はトップチームの監督をするのは初めて。その意味では不安もあっただろうが、よくチームをまとめていったと思う。 序盤はパスサッカーも浸透せず苦労した。徐々に浸透してきたのは後半戦からか。パスサッカーで印象に残ったのは厚別の福岡戦。主力メンバーが欠けるなかトップに三上。トップ下に荒野を配置して、どうなるかと危惧したが、かえってボールをおもしろいほどに回し人もボールも動かすサッカーをしていた。 それがシーズンで一番よい試合だったのではなかったか。 しかし、チームは197cmのフェホを加入させ、パスサッカーとの融合を図った。 だが、フェホ加入後はフェホの高さを生かすためロングボールが多くなりパスサッカーからは遠ざかった印象だ。 監督の試合での采配は柔軟だった。その時に調子のよい選手をスタメンにして、決してスタメンを固定しなかった。 だが、よく分からない選手の配置もあった。宮澤や上里をサイドハーフに配置したり、日高をボランチに入れてみたり、結果としてうまくいかず、失敗だったが監督としても学ばなければいけない1年だったのではないだろうか。 1年を通してみると前半はアウェイで強く、後半はホームで強かった。 前半ホームで弱かった要因はチーム戦術の浸透が図られなかったことと、厚別の荒れたピッチと風だろう。厚別の芝が悪くパスサッカーができなかったのは痛かった。また、熊本戦のように強風に悩まされ痛い失点をしてしまったこともあった。ホーム故に厚別のピッチと風の対策は来年は万全にしなければいけないだろう。 今シーズンの攻撃は両サイドバックの攻め上がりが特徴だった。また、両サイドが高く張りだし、攻撃を牽引した。 特に左サイドの上原は好調時にサイドを駆け上がりゴールやアシストを多く決めていた。 日高も前線に攻め上がってゴールを決めたこともあった。来季も両サイドバックのできが成績に影響するだろう。 それから苦しいときの最後のパワープレーが機能しなかった。最終戦の北九州戦でもフェホを投入し上原を前線に上げてパワープレーを実施したが今年はパワープレーで得点をとったことはなかったのではないか。得点を取るためには正確なクロスが必要だが、良いボールが入らなかったことも大きな原因だろう。 また、毎年ながら怪我人に泣かされた。 大きな怪我では上里、深井の前十字靱帯の断裂があったし、古田の大けがや他の選手も数ヶ月の怪我や数週間の怪我もあった。 怪我人をできるだけ出さないようにチームも最大限のケアをしてほしいと思う。 勝手に叱咤コンサ外伝
2013年12月01日
今年を振り返る1(戦力補強編) 今年は結局プレーオフに届かない8位に終わった。 しかし、最終戦まで期待を持たせてくれた。 序盤はなかなか成績が伸びずに降格という危機感も生じたこともあった。 これからいろいろなことがあった今年を振り返ってみたいと思う。 まずは戦力補強編 今年の戦力補強の特徴としてはユースからの大量昇格とベトナムからの選手補強があった。 日本人の補強はほとんどなく、ユースの昇格と東南アジア初となるビンの補強が大きな話題だった。 外国人はソンジン、パウロン、フェホ、ビン 日本人は上里が出戻り 新人は松本、ユースから昇格した選手は阿波加、永坂、深井、神田、ゴメス、中原の6人 GKは阿波加 DFはソンジン、パウロン、永坂、松本 MFは深井、神田、ゴメス、中原、上里 FWはフェホ、ビン 補強はGKの補強が十分ではなかった。ぎーさん、高原がチームを去り、新人の阿波加だけ は心持たなかった。ホスンの回復をまったが、結局ホスンが復帰したのは秋。外国人枠の関係で登録を抹消されてしまった。 DF陣はCBのソンジンが1年を通じてレギュラーに定着。十分に戦力になった。 しかし、パウロンが社長曰く「1日出れば5日休む」と行った状況で1年を通じて戦力にはならなかったのは痛かった。能力的には十分なものを持っていただけに怪我で長い期間試合に出場できなかったのは誤算だった。 松本は先発で起用された試合もあったがレギュラーを奪えなかった。 MFの補強は帰ってきた上里。徳島から帰って来たが、上里は移籍前と比べ格段と成長した姿を見せてくれた。他人のメシを喰うということが、いかに違うか痛感させられたものだった。 FWのフェホ、ビンは途中加入だったがフェホはそのスピードと上背を生かしたプレー、ビンはシュート力を生かしたプレーをしてそれぞれチームに貢献してくれたが、完全にチームにフィットしているとはいえなかった。 フェホはワントップができる選手と言うことで補強したのだろうが、ワントップができる選手とは思えなかった。ビンはレギュラーを取ると言うところまでいかなかった。 このうちユースから昇格した6人は6人ともそれぞれ成長した姿を見せてくれた。 公式戦には永坂以外が出場した。また、深井は早々に中心選手として活躍して期待に違わぬ活躍をしてくれた。 ユース出身選手の育成をしながらチーム成績を上げるという相反する2つの課題をしっかとこなしていたのには好印象だった。 限りある人件費でチームはよくやっていたと思う。しかし、外国人の補強はいまいちだった。当たり外れのある外国人の補強はやはり難しい、近年ブラジル人の移籍金が高騰してなかなか良いブラジル人がとれなくなってきた。そういう意味ではチームが東南アジアに目を向けたことが注目に値する。 ビンを獲得してチームは東南アジア戦略の先駆者となった。 野々村社長の働きかけもあって来年から東南アジア提携国枠が新設されることになったことは素晴らしかった。 勝手に叱咤コンサ外伝
2012年12月21日
まずはボランチは河合、真希のコンビでスタート このコンビで多くの試合を戦った。終盤戦には河合が3バックのスイーパーになってからは芳賀が真希とコンビを組んだ。 河合は途中怪我をして離脱したが、シーズンを通して、安定していた。 相手をバイタルエリアに侵入させない強い意志と責任感を感じさせてくれた。 ただ、ショートパスの不安定さはかなりあって、せっかくボールを奪ってもうまくつなげられないシーンが目立った。 真希は守備ではそんなに期待できなかったが攻撃で目を見張るものを見せてくれた。 運動量は圧倒的で、試合開始から試合終了まで休むことなく動き、獅子奮迅の活躍をしてくれた。飛び出しも秀逸。またミドルシュートも迫力があり、試合に出場すると計算ができる選手だった。 宮澤はトップ下をやったり、ボランチをやったり、最後はストッパーをやっていた。正直今シーズンはどのポジションに長くいたのかわからないほどのポリバレントぶり。ただ、どのポジションでもそこそこやっていたという印象。悪く言えばそこそこで圧倒的な印象を植え付けるまでにはいけなかった。 器用貧乏というか、どこでもできる器用さを持っているが定職が決まらないと言う感じ。ストッパーでは持ち前のうまさをいかして十分にこなしていたが、彼の適正はそこじゃないだろうという疑問はいつも持ってしまった選手 芳賀は期待通り今年も縦横無尽にピッチを走り抜けてくれた。前半戦は怪我で出場できなく、シーズン中盤は控え、終盤になって河合が3バックに下がるとボランチに入った。いつものように中盤で相手の攻撃を抑える働きは優秀で頼りになった。芳賀の鬼気迫るプレスは今年も健在。しかし、試合で空回りするシーンも多く、途中で代えられた試合も何試合かあった。 荒野はボランチ、トップ下と途中出場をした。さすがにユース出身の選手達とのコンビネーションは抜群でパスが回る様は見ていて楽しい物があった。ただ、フィジカルがまだプロとしては物足りなく、もっとフィジカルを鍛えなくてはいけないだろう。 高柳は1年間リハビリで終わってしまった。期待されただけに誠に残念なシーズンだった。リハビリで懸命に取り組む姿は強く印象に残っている。1年間でなにもできずにチームを離れることになったが、努力するひとだけに違うチームではぜひ頑張ってもらいたい。 サイドハーフの主力は岡本と古田が多く使われた。終盤ではシャドーでも2人が多く使われた。 岡本は今シーズンは1本もゴールを決められなかった。決められなかったということで調子が悪かったわけでもない。ずっとスタメンに固定されて主力をいつも担っていた。タメが作れる選手で練習ではやはり他の選手に比べてボールキープ力が傑出していた。ただ、試合になるとそれを100%出せないジレンマがあった。試合でももう少し活躍できるだろうといった選手だ。 古田は文字通りエースになってほしい選手。今年もブレイクしそうでブレイクしきれないじれったさはあった。浦和戦での2ゴールは素晴らしかった。毎試合あのくらい積極的にゴールを目指してほしいと思う。やればできるし、このことばは好きではないが和製メッシになれる素材。自分がこのチームの中心だという良い意味での責任感と我を出して試合に臨んでほしい。 砂川は今年もサブメンバーで試合に臨むことが多かった。年齢的な衰えも見せていたが、ボールタッチや切り返しは砂川らしいものを見せてくれた。ただ、毎年続けていたゴールが今年はなかったことが残念だった。まだまだやれる選手。現役最年長として他の選手の見本となるプレーを引き続き続けてほしい。 ハモンはテクニックはあって周りを生かす選手だが、そのうまさゆえにいやが応にもチームの中心になって輝く選手だった。上手だけに周りに頼りにされ、ボールが集まってくる。しかし、そのために遅攻になってしまうという弊害も残ってしまった。 ただ、チームの勝利に貢献したことは確かでさすがにうまいというパスも何本も通していた。終盤になって怪我での離脱が痛かった。
2012年12月19日
今日の道新の「プレーバック2012」には 「降格の札幌主力大量退団」というタイトルで記者の原田隆幸氏のコラムが書かれていた。 「人件費など強化費は今季の半分2億円台に落ち込む見込み。そのあおりで、年俸は比較的高い主力選手が続々とチームを去ることになった。」 真希や高原、純平など8人と契約を結ばないこととなった。このなかでもサポーターがなぜこの選手?といった選手がそこには多かった。 「苦渋の決断だった。」「選手との交渉を担当する三上強化部長のは明かす。」「残したい選手が契約満了選手に)含まれている。」 お金がないばかりに本来は来年もチームのために戦ってほしい選手を切らざるをえなかったのはフロントも残念だったろう。サポーターも残念に違いない。高年俸といってもコンサのチームのなかでのこと。1,000万を超えるか前後の年俸をもらっている選手が狙われたような気がする。 「クラブライセンス制度が導入される来季、赤字を絶対に回避しなければならないクラブの事情もわかる。」「だがそれでも。チームの多大な貢献をしてきた選手をこんなに大量に切り捨てていいのかやるせない思いをぬぐえない。」 確かにクラブライセンス制度で赤字を出すと、Jリーグにいられなくなる。ただ、クラブライセンスの要件も厳しすぎることも確か。誰が悪いとはいえないが、こんなに多くの選手を切らなければいけなかったのは残念だ。 以前、当ブログで募金を提案したことがあったが、強化費に限定して使うための募金を改めて検討したらどうかと思う。強化費限定で募金を集めれば結構な金額が集まるのではないかとも思う。遅きに失した思いはあるが、これからでも募金を集めたらどうか。 「1-4で敗れた最終戦後。高原が珍しく怒りをあらわにしていた。矛先は集中力を欠いたプレーをした若手に向けられていた。」「これが札幌での最後の試合になる選手も多い。腹立たしい。」「この時点で退団を予期していたのだろうか。来季以降の札幌を支える若手への最後の叱咤にも聞こえた。」 来季は若手中心のチームになる。J2と言えどもJFLに落ちる危険性がある。チームはJ1昇格を目指すのだろうが、間違えれば降格の危機も感じながらの戦いになる。 若手を育成して戦うと言ってもそういう危険性がある故に結果を出さなければいけないと言う点では厳しいものがある。若い選手達にも甘えは許されない。 来季はユース中心のチームになるが心して戦わなくてはいけない。
2012年12月16日
DFは当初から層が薄かった。特にCBの層が薄かった。山下が移籍して、補強したかったがオフに5人に断われて若手で臨まざるを得ないチーム事情があった。 ジェイドはFC東京の控え選手で当初J1で使えるのか半信半疑だったが、よくDF陣を統率してくれた。さすが現役オージーと言える働き。体格的の劣るところもポジショニングや読みの鋭さ、体全体で守っていた姿勢には好感が持てた。ただ、シーズンの終盤には怪我で出場できなかったのが痛かった。 奈良は開幕戦の磐田戦で自信をつかんだと思ったが、成長の過程での苦しさがつのったシーズンではなかったか。五輪代表候補までなって活躍したが、次第にJ1の分厚い攻撃力の前にくじけ自身を失いかけた。しかし、J1の舞台で多くの試合を重ねたことはよい経験になっただろう。来年J2の舞台で、その経験を生かしてほしいと思う。 櫛引はJ1の舞台で葛藤があったはず。思い通りにいかない悩みがあったのではないか。ひとつひとつの試合ではマークの甘さや、フィジカルの弱さを痛感したのではないかと思う。来季は3年目。もはや若いという言い訳は許されない。心してシーズンを迎えてほしいと思う。 ジェファンは守備を再編するために途中加入した。勝利に貢献するプレーも多かったが、韓国人らしい当たりの強さはあまり見せられずに失点の多くに絡んでしまった。もっとできる選手だっただけに残念だ。また、シーズンの終盤には怪我をしてしまい。出場できなかった。 岡山は今年もチームの盛り上げ役で活躍した。ただ、プレーの印象はさほどない。高さに強かったがフィードがいまいち。ロングボールを蹴るがあまり精度が高くなかった。しかし、CB不足の時に役立ってくれた。そしてゲームの始まる前終了後彼がサポーター席と一体になって繰り広げる応援風景は名物ともなった。彼がグラウンドにいなくなるのは非常に寂しい。 ジュニーニョは結局公式戦には出場できなかった。寮では寮生との交流で好青年ぶりを発揮していたが、プレーでは目立つものがなかった。練習では本来のセンターバックではなくサイドバックをやっていることもあり、そのサイドバックでの特長もいまひとつでは試合になかなか出すことはできなかっただろう。 純平は今年もポリバレントに使われた。サイドバックが多かったが、相変わらず安定したプレーを見せてくれた。序盤は主力として活躍して、良い形での上下動も見せてくれた。しかし怪我で離脱してからは復帰してもなかなか使われず、不完全燃焼でシーズンを終えた。 日高はシーズンの序盤こそ出遅れたが、試合に出場してゴールという結果を出した。激しく上下動するプレーはわくわくさせてくれたものだ。特にドームでの活躍でドームMVPを獲得した。股関節痛を押してのプレーは迫力があった。シーズン終盤股関節痛で出場できなかったが、記憶に残るプレーをしてくれた。 前はサイドバックやボランチ、サイドハーフ、ウイングバックでも活躍した。 キャンプでは石崎監督の目にとまり、ルーキーながらチームの苦しいときに出場して活躍してくれた。特に足下のテクニックは秀逸で相手に囲まれながら抜いていったプレーは唸らせるものがあった。 岩沼は1年を通じてレギュラーで活躍した。サイドバックをやったり、ボランチをやったり、3バックを敷いた終盤ではウイングバックをやったりした。 安定感のあるプレーは健在で、相手の突破をよく防ぎ良質のクロスを上げていた。しかし、もっとやれるだろうという感じもする。攻撃面でもっとできるだろうという感じが強い。 小山内はナビスコで出場した。その際には思い切った飛び出しも見せてくれた。ただ、シーズンを通して怪我が多かった。せっかく治っても練習で怪我ということはよくあった。来シーズンはまずは怪我なくプレーできるような体を作ってほしいと思う。
2012年12月12日
GKは誤算のひとつがホスンの怪我だったろう。 昨年から正GKになったホスンだったが、シーズン序盤で左足アキレス腱断絶の大怪我をしてしまった。ホスンのセーブ力で昨年は勝ってきたチームだったので本当に残念な怪我だった。 ホスンの怪我でチームは低迷したということも大げさではない大きな怪我だった。 チームはぎーさん、杉山を代役に立てたが、うまくいかった。そして長くリハビリをしていた高原が復帰したことには感動した。 ぎーざんは何度か序盤出場したがなかなか本調子にはならなかった。そこそこ安定したキャッチングを見せてくれたがスーパーセーブというのもなく、アウェイ鹿島戦で7失点してから大量失点してしまう試合があって杉山に第1GKの座を明け渡してしまった。しかし、コーチングは秀逸で練習中でも味方を指示する声が途絶えなかった。 杉山は試合勘が乏しく大量失点してしまう試合が多かった。スーパーセーブもあったが、慣れてきても守備範囲が狭く失点を続けて、サポーターからあきらめの声が多くなった。また、セットプレーの壁の作り方も悪く高原が復帰してからが第2キーパーになった。 高原は3度の手術から復活し、また、ピッチに立った。杉山から第1GKの座を奪い、ピッチに立ったときには万雷の拍手を浴びた。期待したとおり、セービングが優秀で、鹿島戦ではPKも止めて、期待に違わぬ活躍をした。 試合中は大声で味方を鼓舞していたシーンが忘れられない。しかし、高原をもってしても大量失点は収まらなかったのが残念だった。 曵地は今年も公式戦に出場できなかった。ただ、練習はしっかりやっている。地道に努力している姿勢は必ず報われるはず。能力は持っているのでもう後がないつもりで来年は頑張ってもらいたい。
2012年12月10日
シーズン当初は前俊のワントップ。4-2-3-1のシステムで前からプレスをかけて、ボールを奪いショートカウンターという昨年と同じ戦術を指向した。 そして失点が多くなるとシーズン中盤には4-3-2-1のクリスマスツリーのシステムも一時やってみた。リーグ終盤戦は3バックが選手に合っているということで3-4-3をやっていた。 しかし、いずれも失点がなかなか収まらずにシステムはあまり機能しなかった。 監督の意向としては守備をしっかりして攻撃に生かすということだったろうが、失点数が88ではまったく守備が機能しなかったいうしかない。 シーズン当初の前俊のワントップもさほど機能していたとは思えない。前俊の個人のキープ力から後ろのラインを上げて攻撃することに活路を見いだしたが、得点力は上がらなかった。 監督の目標としてJ1でポゼッション率を上げることを目標としていたはずだがなかなかうまくいかなかった。相手に主導権を握られることはほとんどで、ただただ、最後は後ろに引いて守っていたという印象が強い。 それでも開幕戦の磐田戦は可能性を見せてくれた。前からのプレスがはまり、無得点ながらJ1でやれるかも知れないと言うことを示してくれた。 ただ、その後は惜敗が続く。1点差負けの試合が続き引き分けすらできなかったことが響いた。そして根負けをするように大敗が続き、最後まで大敗癖は直らなかった。 戦術のひとつとして前からプレスをかけてボールを奪うという戦術はなかなか思う通りいったとは思えない。 試合の初めこそ前からプレスをかけることには成功はしていたが、試合時間がたつうちに後ろで引いてゾーンで守るようになってしまったのはポゼッション能力の乏しいチームの当然に行き着くところだった。 また、けが人にも泣かされた。シーズン当初から高柳が大怪我。そして主力が次々と怪我をして怪我をしない選手がいないくらい。紅白戦も満足にできなくなってしまっていた。チームの中心になっていた前俊も怪我をしてチーム戦術を見直さなければいけなくなった。 チームはシーズン途中に外国人を補強した。ハモンを中心に戦術を練ったが、当初は機能していたハモンも守備難や怪我で結局シーズン終盤はまともに出場すらできなかった。 けが人の多さはチーム成績に連結した。ただでさえ薄い戦力がけが人の影響でさらに薄い状態に。 そして年間成績はこれまでのJ1のワースト記録をことごとく塗り替えた。 結局屈辱的な年になってしまい石崎監督も今年で契約満了になった。
2012年12月08日
J1最下位となったコンサ。勝手に今年1年を振り返り、来年の展望をしてみたいと思う。 まずは戦力補強編 今年はJ1ということで、能力ある選手の補強が期待されたが、人件費の問題から補強は十分ではなかった。 今年移籍してきた選手は以下のとおり GKは杉山 DFは松尾、ジェイド、ジュニーニョ、 MFは高柳 FWは大島、前俊、キリノ そしてユースから奈良、小山内、荒野、前、榊の5人 途中補強としてジェファン、ハモン、テレが加わった。 このなかでCBは初めから戦力が薄かった。レギュラーとして考えていた山下はC大阪に突然移籍。松尾はキャンプで家庭の事情で退団。オファーした5人に断られる状況で初めからCBの層の薄さが指摘されていた。 これが今年の大きな誤算。このことがJ2降格の大きな要因になったともいえるだろう。代わりに入った、期待されていたジュニーニョはSBはなんとかできるがCBとしては失格でサブメンバーにも入れなかった。練習ではCBではなくもっぱらSBをやっていてまったく使えなかった。 CBの補強としてはジェイドが一人気を吐いたが、ジェイドも終盤で怪我をしてしまい何試合も欠場した。 MFは戦力が整っていたため高柳だけの補強だったが、キャンプで長期離脱になる怪我をしてことが痛かった。期待された戦力だっただけに残念だった。 FWはポストタイプの大島、監督がほしかった前線でキープできる前俊、出戻りのキリノを揃えたが、大島は力の衰えが顕著、前俊はチームの中心になって活躍したが、得点と言う結果をだせずにシーズン途中で怪我をしてから使われなくなった。キリノは結果を出せずに移籍と前俊以外はあまり活躍できなかったのが誤算。 途中加入のジャファン、ハモン、テレの3人入団当初は使われたて勝利の要因ともなったが、怪我もあって使われなくなった。残留阻止に一発逆転を狙った補強だったが、完全に逆襲を図るまでにはいかなかった。 そんななかで希望はユースからの昇格組 小山内を除きリーグ戦に全員が出場 奈良や前はレギュラー争いをして、榊は途中交代のジョーカーとなるなど活躍した。 やはりシーズン当初の補強がうなくいかなかったことが大きい。特に外国人が使えなかった。途中でなんとかキリノの移籍金で外国人を補強したがそれも劇的な改善とまでいかず補強は結局失敗したと言わざるを得ないだろう。 また、リーグ終盤戦にはその外国人も怪我で誰もいなくなってしまったのが残念だった。
2011年12月19日
FWはシーズン当初はポストになる選手がおらず、苦労したポジション。内村がかかと痛で戦列を離れてから三上が入って戦ったがなかなか上昇気流に乗れなかった。その後純貴が結果を出したりしたが、夏場にジオゴが入って結果を出したポジション。 三上は序盤トップを任されてある程度結果を出した。しかし、中盤以降なかなか出場の機会がなく、サイドハーフとしても起用された。 彼はやはりトップで輝く選手だと思う。ただ、ワントップではなかなか厳しいか。もともとキープ力があるだけにサイドハーフとしての出場も狙った方がいいと思う。 内村は序盤はかかと痛で出場できない試合もあったが、レギュラーに定着するとしっかり結果を出してくれた。シーズン12ゴールと自己最多にはならなかったが、大事なところでもゴールなど「エース」としての働きは見事だった。 スピード感あふれるプレーはJ1でも魅力。しっかり結果を出してくれると思う。 ジオゴはシーズン途中でチームのウイークポイントをしっかり修正してくれた。ゴールは3ゴールとわずかだったが、アシストもあり、決定的な仕事をしてくれた。まさに昇格に必要だった選手。プレースタイルはブラジル人らしからぬ、オレがオレがというタイプではないがしっかりと結果を出してくれた。 純貴は内村が怪我の時、チームが苦しいときに出場して初ゴールを上げた。厚別でも1試合2ゴールをして期待させてくれたが、その後は出場機会にも恵まれず、結果は出せなかった。今年は初ゴールは記録したがまだまだ満足がいくものではなかっただろう。来年はJ1での戦い。活躍次第では注目される舞台。是非活躍してほしい選手だ。 上原は大事なところで出場して決勝ゴールが2つと結果を出してくれた。特にアウェイの横浜FC戦の決勝ヘッドは彼の身体能力の高さを見せてくれたもの。FWにサイドバックにといろんなポジションをやったが、やはり彼はトップの位置が様になる。彼の身体能力はまだ十分に発揮していないと思う。来年はさらに伸ばしてほしいと思う。 中山は怪我の影響で今年はベンチに入ったものの1試合も出場がなかった。しかしピッチ外での活躍は相変わらず。岡山とともに、チームを一つにまとめ一つの目標に進めた功績がある。また外部に発信するPR効果もさすが、やべっちFCではやはり中山がセンターに入ってビールかけをしている姿が使われていた。 やはりゴン効果はさすがのもの。戦力としても、マークを外す動きとか、点で合わせる動きには長けているのでしっかりと怪我を治して来季はJ1のピッチに再び戻ってほしい。
2011年12月15日
シーズン当初はアンドレジーニョやブルーノが入っていたが後半から完全に日本人だけのポジションになった。 ボランチは前半は芳賀と宮澤・ブルーノのコンビ。 芳賀が怪我をしてからは河合と宮澤のコンビが多かった。また岩沼もボランチをやっていた。 サイドハーフの一つは砂川は固定でもう一つのポジションを古田・近藤のいずれかで担った。 トップ下は序盤はアンドレジーニョ、内村が復帰してからは内村が多かった。 芳賀は怪我が心残りだった。だましだまし我慢して出場していたようだがついに怪我をして戦列を長期に離れてしまったことは誠に残念。 芳賀はいつものように精一杯動いて精一杯働いた。今年もそんな印象が強かった。 彼がいるおかげで中盤に穴が空くことがなかった。最終戦でやってしまった(怪我をしてしまった)とスポーツ新聞に書いてあったが、万全の状態で開幕を迎えてほしい選手だ。 河合はDF編でも書いたが間違いなくコンサのMVP。 ボランチに移ってもボール奪取力は素晴らしく、プレスにいく姿は迫力そのもの。押されていてもパスカットして攻め上がる姿はまさに鬼気迫るものがあった。来年もボランチになるだろうが、チームの中心としてチームをまとめてほしい。 宮澤は怪我をするまではなかなかよいプレーをしていた。これまでのポカが少なくなり、起点になる動き、正確なパス、決定的なチャンスもたびたび作り出していた。しかし、怪我の後はもとも宮澤にもどったかのようだった。 来年はJ1で注目されるだけに活躍すればオリンピック代表にもなる可能性があるので頑張ってほしいものだ。おそらくこのポジションには強力なライバルが入るはず。このライバルをけ落としてでもポジションを確保できるかどうかが焦点だ。 砂川はビールかけで「僕がJ1に上げた」と言っていたが、まさにMVP級の活躍。砂川がいなかったら昇格はかなわなかったに違いない。 先発に固定されて、サイドからのクロス、そして大事なときにはゴールも記録した。アシストランキングではJ2上位(サッカーダイジェスト選定では5位)。また、キッカーとしても活躍した。彼の活躍は非常に大きかった。 そして古田は大きな期待をもって今年を迎えたが、結果はそれほど残せなかった。しかし、アウェイ湘南戦のゴールや最終戦のアシストとなったスペースへの抜けだしなど終盤になって本来の動きを見せて、来年につながるプレーをしたことは収穫。J1では彼が活躍できる舞台が整っている。J1ではカウンターがかなり有効になることからスペースがあれば生きる古田には活躍の場が多くなることは間違いないだろう。 近藤はFwとしても起用されたが、プレースタイルが良い意味で変った。家族のおかげと言っていたが、娘のゆめあちゃんが勝利の女神だった。そのおかげで強弱をつける動きがうまくなり、これまで不得意だったタメを作るプレーもこなしていた。かといって豪快なキックも健在で一頃はチームのファーストシュートは必ず近藤といった感じで試合に入っていたくらい。J1ではFC東京時代とは一回り二回りも違った近藤を見せるチャンスだ。 岡本はまさに切り札として活躍した。特に途中出場で勝負を決定づけたゴールを何度もしたことは素晴らしかった。苦しいときに前でタメを作ることで何度も助けられた。独特のリズムで相手を翻弄するドリブルはスカットさせてくれた。気がかりなのはボロボロな膝。だましだましやっていて、出場していない時でも膝にアイシングをしている姿は痛々しかった。J1でも頼る場面が多くなるだろし、活躍してもらわなければいけない選手だ。 ブルーノは序盤はよく使われたが、怪我をして長期に戦列を離れてから1度もベンチにすら入らなかった。能力は持っていただけに惜しい選手だと思う。守備があまりうまくなくて使いづらかった面もあったが、攻撃面で高い能力をもっていただけにもっと使ってほしかった選手だ。 アンドレジーニョも使い方によってはもっと活躍できた選手。選手との相性やポジションを考えて使ってほしかった選手だ。
2011年12月10日
昨年とがらっとメンバーが変わったのがこれらのポジション GKは高原が戻ってくるまではぎーさんの予定だったが開幕直前の怪我でホスンが正GKに。 ホスンは開幕戦こそ危なっかしい面を見せたがそこからどうして大活躍してスカパーのJ2ベストイレブンではベストGKに選ばれた。 彼の良さはセービング能力。普通のシュートはもちろんだが危ないシーンもことごとくセーブする反射神経のよさ。その身体能力は凄いものがある。大舞台にも強くてプレッシャーがかかる試合にも平常心で臨めるメンタルも強い。 そして試合に出る毎に成長していった。はっきり言って同じ韓国人の徳島のオ・スンフンと比べて見てもものが違うという感じ。 足りないのはフィードの正確性。特に苦しい時間帯に簡単にタッチを割る難しいキックをする癖は改善してほしいところだ。 ぎーさんはリーグ戦では水戸戦の2試合に出場した。安定感は十分で彼がサブに控えていると言うことで監督も安心していたに違いない。 ぎーざんが怪我さえしなければホスンも試合になかなかでれなかっただろうし、ホスンの成長もなかったような気がする。 曵地はホスンとの正GK争いに敗れてサブが多かった。1試合でも出場した かっただろう。今は怪我を治してその悔しさをぶつけてほしいところだ。 高原は結局1年間リハビリと手術、リハビリで終わってしまった。悔いの残る1年になったと思うがまだまだやれる年齢。しっかり怪我を治して正GK争いをしてほしいと思う。 DFは総入れ替えだった。CBは河合、山下のコンビでスターとしたが櫛引の成長もあって途中から櫛引、山下のコンビに。そして最後は奈良、山下のコンビになった。 河合は間違いなく今年のMVPだろう。彼の活躍は特筆すべきもの。前半CBを山下と組むことによって、山下の能力をうまく引き出していた。 山下は守備の中心選手に成長した。 危険なところに体を投げ出してスライディングにいくプレーや。体の強さポジショニングも素晴らしかった。欲を言えば、セットプレーで得点がほしかったところだが、来年に期待しよう。 櫛引はシーズン途中からCBとして活躍した。終盤になって年代別の代表になって帰ってきたらポジションがなくなっていたというかわいそうな状況に陥ったが、プロとしての厳しさも味わっただろう。 彼のすばらしさは1対1での強さ。そして読みの鋭さ。来年は奈良との争いになるだろう。サポーターからはボランチの能力も開花させてほしいとの声もあるが、今野のようにCBとボランチの両方をやれる選手になってほしいものである。 岡山は出場は5試合で先発は1試合と見せ場は少なかったが なによりチームのムードメーカーとして大活躍した。あそこまで個人でチーム全体のモチベションを上げることできる選手はいないだろう。チーム一体になって昇格という目標に到達できたのも彼がいたおかげといっても過言ではないはず。なにしろ昇格できないと来年コンサのユニフォームは着ないと退路を断っての今年。なかなかできるものではない。 昇格請負人という称号は彼にこそふさわしいもの。 奈良は終盤の昇格がかかった大舞台で落ち着いてプレーしただけでも特筆すべき。そのなかでしっかりと結果を出したのは、凄いことだ。 ユース出身の選手は入団してからユース年代に比べて伸び悩む傾向も見られるが、彼にはそんな心配は必要ないだろう。 サイドバックは純平と岩沼。そして日高、西村 純平はサイドバック以外にもいろんなポジションをやらされていたが、サイドバックでも守備に攻撃にと活躍した。 目を見張ったのは守備力。はっきり言って守備は期待していなかったのだが、体を張っての守備には感動させられた。得意の攻撃でも果敢な攻め上がりを見せていた。清水では出たりでなかったり悔しい思いもしたそうなので、今からどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。 岩沼はしっかりとそのポジションをキープした。ボランチをやることも多かったが、守備では相手の突破をよく防ぎ、しっかりとした対応をしていて、守備力のアップに貢献した。攻撃では良質のクロスを上げていた。ただ、課題も多い。 クロスの精度が昨年よりも低くなったような感じも受けたし、攻め上がるタイミングももっと早く決断しなくてはいけないだろう。 来年は層の薄いプレースキッカーにも立候補してほしい。 日高はもっぱら控えとして出場した。両方のサイドをやったが、得意なのはやはり右だろう。攻め上がりのスピードはよいものを持っている。トップスピードに乗ったクロスもどんどん上げてほしいものだ。 西村は笠井と競争する形でキャンプから練習生として参加して契約を勝ち取った。開幕戦に出場したが怪我もあり、その後リーグ戦には出場できなかった。日本人として唯一の契約満了選手になったが、まだまだできる選手。今後に期待したい。 それからチアゴはまったくの期待はずれ。1試合もDFとしての出場がなく終わった。
2011年12月08日
3年目で結果を出さなければいけなかったシーズン。最後は見事に結果を出したが、かなり苦しい道のりだったろう。 当初から連敗して、順位では18位になったこともあった。そこから追い上げて昇格圏に入っていったのは見事だった。 ポゼッションを指向した監督の基本戦術はチャレンジ&カバー。前線からのプレスとショートカウンター。 そして今シーズンはまずはしっかりとした守りを重点に置いた。失点数がリーグ2位というのもうなずける。 シーズン当初は攻撃に行って前掛かりになってカウンターを受けると言うことも多かったが、それも徐々に改善していった。 フォーメーションは4-2-3-1にこだわった。 中盤を厚くして、ボールを保持してラインを上げて数的有利をつくることを目的としたためと思われるが、うまくいっていないときにはサポーターから批判の対象にもされた。 しかし、得点を取りたいときには序盤はチアゴを前線におく「チアゴ大作戦」やパワープレー、後半は試合途中に3-5-2にして前線に厚みをかけて点を取りに行くこともした。 今年はなりふり構わず攻撃に行った場面も多かった。しかし、基本の4-2-3-1のフォーメーションは頑として変えなかった。 今シーズンは相次ぐ選手の移籍でDFは一からの作り直し、立て直す時間がないまま開幕し開幕戦に敗戦。 だが、震災による中断期間の影響があり、チーム力を整える時間が1ヶ月半できたことは幸いだった。 結果は出したとは言え監督の本心では思ったような戦術はとれなかったに違いない。 よく今年の監督の采配を示す言葉として「理想から現実的」な采配になったという言葉が使われるが、監督としては必ずしも本意ではなかったのではないか。 これは試合の多くが守ってカウンターということ形になってしまったこと。 監督は今年のターニングポイントになった試合はサポーターから罵声が飛んだ室蘭でのFC横浜戦を挙げたが、そこから徐々にブルーノやアンドレジーニョを優先して試合に出場させることはしなくなった。 そしてそこからより勝負にこだわった采配をしたのではないだろうか。 また、より攻守の切り替えの早さを求めた。 それは後半になって内村が完全復活したことが大きかったのだが、カウンターがより大きな武器になっていた。 負けた対戦チームには不思議がられ「シュート数は少なく被シュート数は多く」。相手に攻め込まれながらも最後にはなぜか勝っている札幌」とまで言われた。 守ってから決めるところはしっかり決めて勝つサッカーは今シーズンのコンサのサッカーとなった。 だが、来季、J1と太刀打ちできる戦術としては監督はアウェイの京都戦0-4で敗戦した前半30分までの試合を90分やりきることと明言している。 確かにあれだけ前に前にプレスをかけて相手からボールを奪い素早く攻める攻撃。ポゼッションを高めてシュートをする攻撃は理想だ。ただ、やはりJ1相手ではFC東京戦のように押される展開が多くなるだろう。 近藤は「J1で戦うならばやみくもにプレスをかければあっさりとかわされる。」と言っていた。どうやって守って相手のボールを奪うのかを追究しなくてはなかなかJ1で勝つことは難しい。 理想と現実の狭間でどう戦うのか監督の手腕がより試されるシーズンになると思う。
2011年12月06日
リーグ戦3位で昇格を決めたコンサ。勝手に今年1年を振り返り、来年の展望をしてみたいと思う。 まずは戦力補強編 一言で言えば今年の戦力補強は日本人はうまくいったが、外国人の当たりは少なかったと言えるだろう。 ポジション的には2010年度にFWを多く加入させたためか2011年度のFWは三上のトップ昇格と途中加入の出場のジオゴとレモス、榊 MFはブルーノとアンドレジーニョ、河合、荒野、前 DFは日高、チアゴ、山下、櫛引、練習生からの西村、途中加入の岡山、奈良、小山内 GKはぎーさん、ホスン、阿波加 そして砂川の再契約もあった。思えばこの砂川の再契約がなければJ1昇格への道はさらに厳しかったに違いない。 やはり強化部としてはDFに多くの移籍が出たためにDF陣により多くの選手を補強せざるをえなくなってしまったことが大きな誤算だったのではないだろうか。 そしてDFの総入れ替えは大きな賭だった。 案の定チアゴは太りすぎで動きが鈍くDFでは使えずに当初ボランチで予定していた河合と山下の組み合わせとなった。 山下はセレッソでほとんど出場機会がなくて使えるかどうか不安だったが、強化部の目は見事だった。彼の才能を見抜き、完全移籍させたことは素晴らしかった。 やはり失敗はチアゴ。事前調査が不十分だったのだろうか。DFで使えずにFWしか使えなかったことは、誤算だった。 櫛引が1年目でレギュラーをとったのは嬉しい方の誤算だったろう。1年目から活躍するとは思っていなかったはず。 そして一番の補強は河合。しゃべるのは得意ではないが、キャプテンとしてピッチの内外での他の選手達への発言力、指導力は抜群だった。河合がいなかったらと思うとぞっとするようなこの1年だった。河合を獲得できたのは強化部の一番のグッドジョブだろう。 そして昇格に向けて勢いをつけたのは岡山の補強。正直、現実の戦力はさほど大きなものではなかったが、それ以上にメンタル的なことでチームに貢献したことは大きかった。昇格請負人という名前は伊達ではなかった。 当初は過去のそれは運だけだったのではないかといぶかって見ていたが、スタジアムでの振る舞いを見たり普段練習している状況をマスコミから聞くになるほどと思わせるものだった。彼を獲ったことも大正解だった。 また、2種登録の選手の活躍は奈良。終盤、あのプレッシャーのかかる中で不動のCBとして完全にレギュラーに定着した。 MFのブルーノとアンドレジーニョの外国人2人は力がありながらそれが十分に発揮できなかった印象もあった。また、チーム事情にフィットしなかったというべきか、中途半端だったと言うべきか、あまり戦力にはならなかった。 また、結果論だがアンドレジーニョの補強は失敗だった。なぜ初めからポストプレーヤーをとらなかったのかという疑問もわいてくる。 しかしながらようやく行えたジオゴの補強は最後のピースを埋めるもので、その補強の影響は大きかった。後半のチーム躍進の立役者となっただけにこれはまさに当たった補強だった。 GKはホスンの獲得が大きかった。初めはぎーさんで行くつもりだったろう。ところがぎーさんの怪我と言うこともあったのだが、ホスンの成長でまったくGKは心配ないポジションになった。 ホスンは以前からマークしていて、昨年、赤池コーチが実際に韓国に行って見た選手でその時からホスンの身体能力はずば抜けていたそうだ。 総合的に考えると概ね選手補強はうまくいったと言っていいのではないだろうか。 しかし、やはり外国人の補強は水物。お金が十分になければさらに当たるも当たらぬも運任せになると言った状況は相変わらず変わっていない。 ただ、補強はお金がかかるのも事実。いかに費用対効果を高めるか。 J1では外国人の失敗は大きな傷口として残る。不安なポジションへのピンポイントな補強を期待するしかないのではないだろうか。
2010年12月27日
スポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は来季の展望の話 デスク 石崎監督が続投することになったが、主力選手が続々とチームを去っていった。 A記者 佐藤は出場機会を求めての移籍。そして石川と藤田がJ1への移籍。西嶋は自分の環境を変えたいと言うことで同じJ2への移籍。このなかで石川の移籍は本当に痛い。なにせDFラインの中心としてやってきただけに石崎監督も相当に来季のDFラインの構築には頭を悩ませるのではないか。また、西嶋の移籍によりサイドバックの層が薄くなってしまった。そしてDFラインで残るのは岩沼だけという悲惨な状況になった。また上里が移籍濃厚、芳賀にはオファーが届いているらしい。キリノの去就もわからない。ボランチより後ろと新しいFWを獲る可能性が強いとは思うが、効果的な補強ができるかどうか。 B記者 石川が抜けたのでDFラインをはじめから組み直さないといけない。今季はさほど目立った活躍はなかったとは言え石川がDFの中心だったので監督は計算外だろう。DFラインはメンバーが大幅に変わり、かなり編成に苦労するのではないか。J1に選手を送り出すのは仕方ないが、西嶋の場合には同じJ2のチーム。やはりこうなってしまった原因をもっと真剣に反省しなくてはいけないだろう。 C記者 藤田の移籍でサイドハーフの層も薄くなった。特に右サイドハーフの層が薄い。来季は古田中心になるだろうが、メンバーが足りないところに砂川との再契約。本人には迷惑をかけたが、HFCは最良の選択をしたのではないか。また、藤田はサイドバックもできただけに、サイドバックの層も薄くなった。補強でどのくらいカバーできるか。 確かに石川が抜けたのは穴は大きい。しかし、このJ1への移籍は同時に札幌のメンバー個々の能力の高さを証明したものでもある。残ったメンバーは開き直って自信を持ってやってほしいね。そして上里と芳賀の去就が注目となる。特に芳賀がいなくなると、チーム戦術にかなりの痛手となる。 キリノは石崎監督の戦術にフィットしていなく、新しいFWを獲得するのではないかな。 デスク 補強話が出ている。これまでの補強はどうか。 A記者 DFはセンターバックでアマラウ・ロサ獲得が濃厚、また、同じくセンターバックでC大阪から山下を獲得した。MFはボランチとトップ下ができるブルーノと交渉中。やはりボランチから後ろの補強がどれだけできるかにかかっていると思う。また、蔵川は柏と契約を更新したので新たにサイドバックの補強が必要となった。横浜FMの河合に声をかけており、獲得が有力視されるが、どうなるか。DF陣の大量流出から他にもDFを何人か獲得する必要が出てきた。 B記者 磐田の犬塚にも声をかけたらしいが、競合するJ1の他チームがある。獲得は難しいのではないか。他にも声をかけていると思うが、この大量流出を補える補強ができるかHFCは正念場だろう。 デスク 来季の戦術はどうなるか。 A記者 今年と変わらず、パスサッカーを極めることだと思う。また、つまらないミスをいかに減らすか、いかに素早くゴールを目指すかだろう。そして後ろのメンバーを中心に選手が大幅に入れ替わるので、チーム戦術をいかに早く徹底させられるか。監督の手腕がより問われるだろう。 B記者 場合場合に応じていかに状況判断をうまくやって、手数をかけた攻撃を素早くできるかにかかっていると思う。今年はカウンターという場面でもゆっくりパスを回して時間をロスするという場面が多く見られた。それではシュートすら打てない。ロングボールやカウンターをまぜ現実的に得点力アップを図らないとだめだろう。 C記者 DFラインは再構築をしなくてはいけないだろう。DFの中心は外国人になるだろうが、言葉の問題もあるし、キャンプで1からやり直さなくてはいけない。この構築に手間取るとスタートダッシュがおぼつかなくなる。 攻撃の面では今年は確実に崩しができるようになってきた。後は攻撃のスピードだろう。シュートの少なさや、得点の少なさは今年の大きな課題だった。失点は少なかったが、攻撃の部分でもっと進化しなくてはいけないだろう。 デスク 来季は監督にとっても正念場。結果が求められる年。最後に期待するもの、選手は? A記者 期待する選手は古田や三上の若手選手。特に古田だろうね。彼の今年の活躍は大きかった。攻撃は古田を中心になるのではないかな。そして外国人のFWで得点力の強化を図るという図式ではないかと思う。 B記者 やっぱりスタートダッシュだと思う。昨年、今年とスタートダッシュに見事に失敗している。特にホームの初戦で敗戦していることが大きな影響を与えた。今年は福岡に完敗。観客動員数の問題もあるし、ホーム初戦はなんとしても勝たなければいけない。 C記者 期待という話ではないが、怪我人を少なくすることが求められる。何にもまして今年のように怪我人が多ければチーム成績にも反映する。フィジカル面でのサポートをもっと行ってできるだけ怪我の少ないようにしてほしいものだ。 終わり。
2010年12月21日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は選手の話(FW編) デスク FWは数が揃っていた。しかし、ここも怪我人が多数出て、最後は中山まで怪我をしてしまった。FW陣の得点も内村の5点が最高と寂しい限りだった。 A記者 枚数はいたが、軸になる選手がいなかった。昨年点をとったキリノと内村も怪我があったせいもあったが物足りない成績だった。やっぱりキリノが思ったほど働かなかったのが痛かった。近藤もチーム戦術に適合しなかった印象で得点を伸ばせなかった。 B記者 ワントップに適応できる選手がいなかったことと、ワントップを生かせないシステムだったということも言えるだろう。トップ下にためができる選手がいなかったこととトップ下やサイドとの連携が悪くワントップを生かせない場面も多かった。FWにはそんなに責任はなく、使う側の問題も大きかったのではないか。 C記者 システムの関係上、FW1枚が多かったが、はじめはキリノ、近藤、そして腰痛から治った内村が努めたが、いずれもワントップでは厳しかったという印象だ。トップでタメがつくれないシーンが多くて、ボールを失うシーンが多かった。そこでラインを押し上げることができず波状攻撃をかけられなかった。 得点力不足はFWの責任もあるが、多くはよい形を作れなかったチーム全体に責任があると考えた方がよいと思う。 デスク 中山、横野や上原はどうだったのか。 A記者 中山ははじめは途中出場も多かったが怪我を持っていたせいもあったのかシーズン後半からだんだん使われなくなってきた。今シーズンは顔見せ程度に終わってしまった印象だ。短い時間でも勝負強いところも見せていただけに、もっと長い時間見たかったところだ。 横野は先発もあったが、そこで点を取れなかった。頑張る姿勢は十分に見る方に伝わってくるだけに結果がほしかったところだ。上原は身体能力を生かしていない感じがする。走力一つとってもかなりなものがあるはず。自分の特徴を生かしてほしいと思う。 B記者 厳しいことを言わせてもらうと横野は点に絡む動きをもっとしなくては駄目。今年は前線からのプレスで相手をひるませ流れを変えることはできるが、そこまでの選手だった。そこからがFWとしては大事なだけに、来季は得点を見たい。 C記者 確かに中山をもっと見たかったね。中山を投入しやすい試合が少なかったことも大きかったと思う。横野はもっとシュートの正確性や、がむしゃらさだけではないうまさを身につけないといけないね。 デスク 三上も最終戦FWとして活躍した。 B記者 FWとして出してくれと言うサポーターや解説者もいたが、ようやくFWで先発した。石崎監督は来季は三上をFW起用する腹づもりらしいが、その方がよいのではないか。 C記者 他の選手もいっていたが、三上はシュートが巧い。それだけにFWとして期待するものも大きいと思う。このまま成長してくれればかなりの戦力となるのではないか。 次回は来季の展望の話
2010年12月17日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は選手の話(MF編) デスク まずボランチから。ボランチはシーズン通して芳賀の活躍が目立った。しかし、監督がやりたかった宮澤と上里のボランチはシーズン当初で挫折してしまった。 A記者 シーズン当初宮澤と上里のボランチでつまずいたが、芳賀をボランチの軸として考えてから安定した。相方は宮澤と上里が多く努めたが、もっとも多かったのは芳賀と上里の組み合わせ。芳賀は間違いなくコンサの肝だった。上里はシーズン当初ミドルやFKで得点を重ねたが、その後ミドルやFKでの得点がなかったことが物足りなかった。 B記者 監督は本当に宮澤と上里の組み合わせをやりたかったらしい。函館の愛媛戦でもやっていたし。うまくいけばはまると考えたのだろうが、やっぱり最後まではまらなかった。 芳賀は危ない場面にことどとくいてくれてスーパーマンのような活躍を見せてくれたが、さばきのシーンでは課題もあった。もっともあれでさばきがすごかったら日本代表になれるだろう。上里は中途半端にキープ力があるので判断が遅れる。判断が遅くなって相手にボールをとられるという繰り返しが多かったが、時々見せるサイドチェンジやくさびのパスはあっといわせるものもあった。 C記者 芳賀には助けられたね。今シーズンは彼なしの中盤は考えられないくらい。宮澤はボランチでも細かなテクニックを見せてくれたが、ボランチで小さくまとまるより、まだトップ下やトップの方がまだ彼の技術を生かせただろうと思う。上里はあのミドルやフリーキックがあるからなかなか外せないと思うが、もっとメンタルを鍛えて波をなくしてほしいね。 朴は芳賀の代わりに期待されたが、戦術にフィットできなかったこともあるが、目立った長所もなかった。そんな彼も韓国に戻ってドラフトでKリーグに入る予定。 韓国代表になって国際大会でまた見たいね。 デスク サイドハーフは人材が豊富だったと思うが。 A記者 右に古田、藤田 左に岡本、三上 左右に砂川、高木と豊富な陣容だった。 しかし、怪我人の影響で必ずしもシーズンを通して層が厚かったというわけでもない。 そのなかで古田の成長は大きい。今シーズンの活躍は大げさではなく「チーム古田」の誕生を予感させるものだった。怪我で長期離脱したのは本当に残念。来季の活躍を期待したい。そして終盤の三上の活躍も特筆すべきもの。若手の台頭は札幌の希望だろう。三上はそのまま伸びてほしい素材だ。一方岡本は不完全燃焼だった。怪我ということもあるが、完全にレギュラーをとったとは言い難い立場。藤田は最終戦に見せたアシストなど良いところもあるが、ゴールという結果をもっとだしてほしかったところだ。右サイドを駆け上がるシーンも多かったが、一時期サイドから中央に斜めに走るダイアゴナルランに目覚めたのかサイドをえぐるシーンが少なくなった印象だったが、怪我で復帰してからはサイドに中央にと無駄走りもいとわずよくやっていた。左サイドハーフもやったことが彼の視野を広めたのではないか。新潟がサイドバックでの獲得に動いていて、本人が新潟の施設の見学までしたがどうなるだろうか。高木はこのポジションも問題なくこなしていた。サイドからの崩しやさばきは一流。同時にその彼が清水でレギュラーではなかった現実はJ1の壁をわれわれに思い知らされることにもなった。砂川は切り札として、そしてチームがスクランブルになったときに先発で活躍してくれた。 B記者 たくさんの選手がいたがシーズン通しレギュラーが決まらなかったとも言える。そのなかで古田は定位置をとったと思われたが、怪我をしたことがチームにとっても痛かった。岡本は切れているときはすごいが、そうでないときの落差が激しい。彼の調子がわかるのはドリブル。調子が良いときはどんどん相手を追い込むが調子が悪いと簡単にドリルブルを止められる。調子の波をなくさないとレギュラーで使ってもらえないだろう。 三上は懐が広く、ボールを持てる選手。ただ、サイドハーフにしておくのはどうかな。チームメートも認めるシュートが巧い選手。FWとして育てた方がよいのではないか。 C記者 古田と三上の成長は目を見張るものがあった。岡本、そして藤田はコンサに残ったら負けずに頑張ってもらいたいね。砂川は本当にチームが大変なところで助けてくれた。そういえば今年、スナバウアーは見れなかったね。それだけ調子がよかったということだろうか。そしてあの得意の切り返しが出るたびにサポーターから声が上がっていたのはずっと記憶に残るだろうね。 デスク 今年のフォーメーションではトップ下をもうけていた。トップ下も岡本や宮澤、高木、砂川など固定できなかった。 A記者 監督は宮澤に任せたかったんだろうけど思ったほど結果は出せなかった。彼は好みが分かれる選手だが、テクニックは一流のものを持っている。後は気持ちの問題ではないか。千葉戦のゴールなどは彼らしくなく感情を露わにしていた。もっと闘志をストレートにだせば一皮も二皮もむけると思うのだが。 B記者 メンバ-的には高木が一番しっくりしていたね。やったことがない割にはうまかった。やっぱりセンスがあるね。ボールの収まり具合もよいし、パスもうまい。テクニックもあってトップ下向きではないかな。岡本も一時やってはまったときもあったが、やっぱり彼は左サイドの選手だろう。宮澤は難しいパスを出すセンスはあるんだけど簡単なパスを失敗することも多い。使うのが難しい選手だね。 C記者 ここは宮澤に頑張ってもらいたいね。彼の適正はFWということも言えるが、トップ下で活躍して札幌を背負ってほしいものだ。センスは誰よりも持っているので、全部出しきってもらいたい。自分が札幌の10番だという気概をもってやってほしいね。 次回は選手の話(FW)
2010年12月13日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は選手の話(GK、DF) デスク GKは高原が抜群の安定感を見せた。最後に怪我をしてしまったが、高原抜きでは今シーズンのコンサは語れなかったのではないか。 A記者 高原の活躍は誰しも異論がないところだろう。彼の1対1での強さは特筆すべき。彼がいなかったらもっと下の順位に沈んでいたのではないか。 B記者 2010年後援会が選ぶMVPやドームMVPの2冠になっただけはあるね。勝負強さ、駆け引きは一流だった。練習生までなった選手がここまでやってくれ、みんなに勇気を与えてくれた存在だったんじゃないかな。 C記者 ポジショニング、相手の動きを見る素早さ動作の俊敏さは若いキーパーのお手本にもなるもの。それにしても大怪我をした後だけにしっかりリハビリをして来シーズン早く体を元に戻してほしいね。 デスク 最後に完封試合を見せてくれた佐藤や曳地はどうだった? A記者 佐藤はよくやっていた方ではないかな。相変わらずキックの精度が低かったがプレーに波がなくなっていた。 B記者 彼の特徴である思い切りの良さが消えていたのは気になったが、0点に抑えたんだからよかったのだろう。曳地は何試合かベンチ入りして勉強になったのではなったと思う。来季に生かしてくれれば。 デスク DF陣はどうだったかな。センターバックは結局、チョウと箕輪が試合に出場できなかった。石川と吉弘、藤山の3人で争った感じだったが。 A記者 石川は今年キャプテンにも任命されて意欲が感じられた。高さが足りなくて負けた試合の後は必死にヘディング練習を行っていた姿も忘れられない。吉弘も体の強さを見せてくれた。藤山は高さが足りない分を読みでカバーしていて、センターバックの方がよい働きをしていたのではないか。 B記者 石川は悪い意味で札幌の空気に染まってしまったようにも思う。彼の得意の読みやカバーリングがあまり目立たなかったシーズンでもあった。藤山はやはり高さの面で不利があったことは否めないだろう。相手に簡単にポストプレーを許す場面も多く、その意味ではサイドバックが適正だったのではないかな。 C記者 ポカもあったが吉弘はよくやっていたと思う。藤山だってあの小さな体で大きなFWにヘディングで勝てなくても体を預けたりボランチとサンドにしてこぼれ玉をよく拾っていた。 デスク サイドバックは岩沼の怪我で一気に層が薄くなった。西嶋がシーズン通してサイドバックをやっていたが、藤山や芳賀、堀田、藤田もサイドバックをやっていた。 A記者 岩沼の怪我は大誤算だったね。監督が期待をかけた選手だったのに怪我で長期離脱してしまった。西嶋はサイドバックでもよく得点に絡んでいた。1年間怪我なく過ごしたのは素晴らしかったのではないかな。藤山はポジショニングとパスカットに優れていた。相手のパスをカットして持ち上がるシーンは爽快だったね。 B記者 西嶋は守備ではもう少しといったところかな。失点に絡んでしまうシーンも目だったし、得点はとっているとしても、守備の面でしっかりしてくれなくてはいけないだろう。当初は左は岩沼と決めていてキャンプでは右サイドバックは西嶋の他に藤山、李や芳賀あたりも考えていた。吉弘の怪我で西嶋をセンターバックにしたことで右サイドバックは李や芳賀、藤山になったがボランチに芳賀を戻すと今度は西嶋と堀田を競わせることを考えていたと思う。監督の評価としてはサイドバックの西嶋は当初はそんなに高くはなかったのかもしれない。現に堀田をサイドバックで先発で使ったこともあった。しかし堀田が結果を出せなかったのでまた、西嶋を使うことになった。本音では堀田の成長を期待していたのではないかな。藤山はサイドバックで思ったよりよかった。突破する場面こそ少なかったが堅実な守備をしていた。 C記者 岩沼は成長したね。しかし、まだまだ彼の能力はこんなものではないとも思う。攻撃面でもっともっとできると思う。堅実さはついてきたから後はいかに良い意味で目立つプレーをするかだと思う。西嶋は一年を通して活躍してくれた。彼が怪我をしないで活躍してくれたことは素晴らしかった。。また、彼は攻撃でも戦力になったのは大きかったのではないかな。堀田は2試合サイドバックで先発したがそのいずれの試合も負けてしまったことも残念だったね。身体能力を生かせなかったのが心残りだ。 藤田はサイドバックで今後も使ってほしいというサポーターの声も多数あったが、攻撃参加が少ないのが不満なところ。身体能力は持っているのだから、サイドバックでも思い切りのよさを全面に出してほしい。 次回は選手の話(MF)
2010年12月11日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は経営の話。 デスク 今年のHFCの経営面での業績はどうか。昨年の動員数と比べると昨年の平均動員数は10,207人今年は10,738人と若干動員数が上がった。しかし、今年の動員数は目標の23万人を割って19万3千人となった。 A記者 観客動員数の見込み違いは致命的だ。23万人の目標はやはり昇格争いに加わった場合の数字だろう。目標の建て方がまずかったといか言いようがないだろう。 うがった見方をすればわざと高めの数字を出して、人件費等を捻出したとも言われかねない。来期以降はこのような希望的な数字は出すべきではない。 B記者 中山が加入して観客動員数も増すと思ったが、成績の低迷でその効果が数字として見えなかった。上半期決算では1億7千2百万の赤字、1億5千百万円の債務超過となっているが、通年でも赤字、そして債務超過になる可能性が高いのではないか。 C記者 入場料収入の面では完全に予想を下回っていた。広告料収入の面に関してはミシュランの新規スポンサー契約があって上向きのように見えるが、ニトリの広告料収入の減少が痛かった。 B記者 そのニトリの袖スポンサーも来季は撤退する可能性が高い。また、補助金収入もなくなる。 デスク 営業収入としては興行収入、広告料収入、販売収入、補助金収入、Jリーグからの分配金などがあるが、やはり興行収入である観客動員数の見込み違いが大きかったと言うことか。 B記者 広告料収入が頭打ちなため、興行収入に期待をかけたと思うが、やはり観客動員数が伸びなかったことが誤算だったろう。しかし、このことは十分に予想できたはず。このことに対する対処方針が甘かったということだろうか。 C記者 やはり興業収入をいかにして増やすか。チームの成績もあるだろうが、チーム成績にかかわらず、どのくらい動員できるかの基本動員数を算定してそこからチーム成績がよければプラスアルファの数字として積み上げしなくてはいけないと思う。 デスク 営業収入はどうか。ニトリの袖スポンサーの撤退は決定的だが他のスポンサーの当てはあるのか。 A記者 厳しいだろうね。ミシュランが来年も継続してさらに支援枠を拡大してくれればよいのだが、それは今年の冬のキャンペーンの結果にも左右されるのではないか。HFCも努力をしているように見えるが、もう少し新規スポンサーの獲得に力を上げてほしい。地元企業にこだわっている場合でもないだろう。広く多くの企業の協賛を受けるようにしなくてはいけないのではないか。 次回は選手の話(GK、DF)
2010年12月09日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 今日は監督と戦術について デスク 石崎監督の下でのこの結果はどう思うか。昨シーズンに比べて大幅に順位を落としたが。 A記者 1度も昇格争いに絡めなかったのはともかくこんな下位に低迷するとは本人も思っていなかったのではないか。 B記者 サポーターからの解任の声が出ても当然の成績だった。シーズン途中での解任もあったのではないか。この戦力でこの位置はないだろう。明らかに監督の指導がうまくいかなかったということを表しているのではないか。 C記者 本人もこの成績の低迷は思い悩んだらしい。昨年より結果が出ていないことで、来季の続投の要請があったらしいがかなり時間をかけて悩んでいるのではないか。 デスク HFCは成績不振の理由として怪我人が多かったことを理由にしている。 また、監督の評価の理由に若手を育成したことを挙げているが。 A記者 確かに運がなかったことも言える。せっかくキャンプで一番伸びたとされる岩沼が怪我、そして得点源として期待されたキリノもいつの間にか怪我、内村もはじめは腰痛で働けなかった。そしてブレイクした古田や宮澤も怪我と散々だった。 B記者 HFCは怪我人が出たことを言い訳にしているが、怪我人がでなくてもどうなったかわからない。逆に怪我人が多かった最終戦で大勝しているしね。また、若手の育成の手腕を挙げるが古田や三上はユースで鍛えられた素材。なにも監督が育てたわけではない。監督が伸ばしたのはせいぜい岩沼くらいだろう。 C記者 それでも監督が使わなかったら伸びなかったんだから監督にその目はあったということではないかな。 デスク監督の戦術はどうだった。的確だったのか。 A記者 監督にイメージしていた前線からのプレスをかけてショートカウンターという攻撃が今年は影を潜めた感じ。ポゼッション率を高くしてパスサッカーをしようとする意志が明確に見られた。 B記者 パスサッカーはいいが、ただ回している感じが多かった。攻撃のスピードが遅くなって渋滞を起こしたこともたびたび。もっとカウンターや手数をかけない攻撃をすべきではなかったか。 C記者 昨年、今年と過渡期とも言えるのではないか。今年の終盤でようやく目標とすべきサッカーの片鱗が見えてきた感じ。今のサッカーを続けていけばJ1で定着できるのではないかという希望もでてきた。 デスク システムは4-2-3-1のフォーメーションが多かったが、どうか。 A記者 世の中の流れがそれだからね。中盤を厚くするということが、ポゼッションを高めることにもつながるわけで、必然の流れだったのではないかな。 B記者 ワントップだとどうしてもワントップの能力に左右される。そこに置く選手はキリノだったり、近藤、内村だったりしたが、どれもそのフォーメーションが生きる選手ではなかった。また、トップ下にも能力の高い選手を配置しないとなかなかうまくいかない。あるいはシステム的にトップ下やサイドハーフともどもコンビネーションを密にしなくてはうまくいかない。サイドハーフに内村や近藤を置いたこともあったがいずれも失敗。選手の適正の見極めが遅かったという印象がある。そして、ボランチに宮澤と上里を並ばせることにこだわったことも失敗した。 C記者 2トップの方がよかったんじゃないか。トップ下をもうけてフォローさせていたが、横に2人が並ぶ関係の方が、トップにボールが収まるし、人数もかけられる。攻撃のスピードも上がったはずだ。 デスク 困ったときには3-5-2にしてスクランブルをかけたこともあった。 A記者 3-5-2の方がフィットしていた時もあった。ただ、ほとんど同点の時やビハンドの時にしかやらなかった。これから「攻めるぞ」というときの合図みたいなものになっていたね。それならばはじめからこのフォーメーションでやれと言う意見も多かった。 B記者 ただこれもやればやるほどマンネリ化していたことも否めないし、監督曰く「化石のシステム」の域を出られなかったのではないか。選手には役割が決まって守りやすく、攻めやすかったのは確かだが、それだけ選手に応用力がなかった証にもなるのではないか。 C記者 前線に高さがないだけにシステムに変化をつける意味でも有効だったと思う。ただ、一番良いのはシステム変更をしないで勝ち点3を得ること。それができなくて苦肉の策だったように思う。 デスク 石崎監督が続投するとすると来季は3年目を迎えるが、どんな采配を望むか? A記者 このまま今の戦術で行くべきではないかな。センターラインに外国人が入るようだし、能力が高い選手が入れば機能する。もっと戦術を進化させなくてはいけないとは思うが。 B記者 もっと現実的な采配を望むね。J2で勝てるサッカーはなんなのか。理想を捨ててそれをつきつめてほしい。コンビネーションももっと密にして連動性を上げてほしい。サポーターもいい加減に勝つサッカーを見せないと納得しないだろう。 C記者 2トップにするか、トップ下に能力の高い選手を入れてほしい。また、今年の反省を踏まえて、パスやクロスの精度を上げる練習をしてほしいね。もったいない場面が多すぎた。もっと普段の練習から可能性のあるプレーをして、戦術を極めてほしい。 次回は経営の話
2010年12月07日
あるスポーツ新聞社の社内。(架空) コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。 デスク 来シーズンの展望は後ですることにして今シーズンの総括をしたい。まずは選手補強の話から。補強としてはFWに近藤、内村、中山、MFに李、朴DFに藤山を補強。シーズン途中では高木を補強したのだがどうだったのか? A記者 FWの補強が多かったので、得点力を期待した。しかし、昨シーズンは1試合あたり1.45点(51試合中74得点)だったのが今シーズンは1.02点(36試合37点)と逆に下がってしまった。そして期待された近藤と内村の得点は近藤が3点で内村が5点と完全に期待はずれに終わってしまった。得点力はFWだけの責任ではないが、これを見る限りFWの補強は失敗したといってよいのではないか。 B記者 チームはポストができる選手として近藤、スペースに抜ける選手として内村、勝負強い選手として中山の3人を補強したが、補強がFWに偏ってしまった感はやはりあったね。ダニルソンが抜けたボランチに李を加入させたが、李はボランチというよりはトップ下、サイドハーフあるいはサイドバックのタイプでダニルソンの代わりになるとは言えなくその李もまもなく長期離脱して戦力にならなかった。 C記者 はじめからボランチやサイドバックのところに人が足りなかったことも言える。途中加入した高木はチームの中心となって活躍していたが、それでも当初意図していたサイドバックからどんどん前にポジションが移っていったのは誤算だったが、チームの必要性から必然的にそうなってしまった。 デスク FWの補強が多かった話が出たが、FWの中ではバランスよい補強だったのか? A記者 近藤をポストができる選手として獲得したのが間違いだったね。ハーフナーマイクをとれなかったというのが痛かっただろうが、近藤はスペースがあってなんぼの選手。あれだけFWをとるならもう少しバランスのよい補強をしてほしかった。 B記者 DFラインの裏に抜けることができる内村をとったのはよかったが、序盤はサイドハーフで出場させるなど選手の適正を見誤った感もある。 C記者 やっぱりポストプレーヤーがほしかったと思う。あるいは、4-2-3-1でトップ下のできる選手。昨年のハファエルのような選手がとれなかったのが痛かったと思う。近藤やキリノ、内村とカウンター向きの選手はそろっていたが、石崎監督が今年指向したパスサッカーを体現できる選手が揃わなかった。 デスク 他のポジションの補強をしたかったが予算の面でできなかったということもあるのだろう。 記者A 確かに言えばきりがないが、FWにあんなに枚数をかけるならもっとバランスを考えた補強をしてほしかった。また、フォーメーションを4-2-3-1にするならFWがそれだけ必要だったのか。 記者B それとボランチの補強がほしかった。監督は当初宮澤と上里のダブルボランチを考えていたようだが、結果としてその考えは甘かった。芳賀が一年を通じてなんとか働いてくれたおかげで助かったようなものだが、芳賀の控えが朴というのは正直心持たなかった。 デスク 外国人の補強は朴くらいしかなかったが。 C記者 予算の面で苦しかったことは当然のことだろうが、途中加入の朴だけで、ブラジル人はキリノ1人、やっぱりもう一人は南米人のセンターラインの選手をほしかったところだ。キリノのメンタル向上の意味でも必要だったのではないか。 デスク 契約期間満了になった選手は6人いた。 A記者 それもまだできる選手ばかりでもったいないという印象だね。特に砂川と吉弘、藤山はまだ十分にやれる。 B記者 予算の面を考えると高い給料をもらっていた選手が狙われた感が強い。また、怪我をして復帰できない選手については気の毒な面もある。 C記者 やめていく選手達には御苦労様と改めて言いたいね。どこに行っても現役を続けてほしい。早く次の就職先が見つかってほしいものだ。 デスク 来季に向かって補強はどうなる。 A記者 まずは日本人の陣容を決めてから外国人を当てはめるという報道がでたが、数の少なくなったDFの補強を優先にしなくてはいけないだろう。そしてボランチ、ポストでのできるFWと続くのではないか。 B記者 外国人の練習生を参加させたが、よかったらもう決めているような気もするが。外国人はその戦力と強化部長が視察した選手たちとの比較になるだろう。センターラインは重要補強ポイント。いずれにしてもそこは外国人を持っていくのではないか。 C記者 横浜FMの山瀬にもオファーを出しているらしいが、J1もかなり戦力になる選手が契約満了選手になっている。資金力がない分不利だが、なんとかいい選手を獲得してほしいね。 次回は監督と戦術の話
2009年12月25日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を 来季に向けて 来季、石崎監督が続投する。それだけに今年の戦い方をベースに来年も継続した強化をするということになるだろう。 チャレンジ&カバーをより進化させると共に、組織的なポゼッションをして崩しの部分がもっと出来るようにならなくてはいけないだろう。 戦術的には前線からプレスをかけボールを奪ってからの速攻、素早いパス交換からの攻撃。手数をかけずにロングボールからの攻撃。遅攻になった場合にはポゼッションを行い相手のDFラインのギャップを狙っての攻撃。これらをバランス良く行うことが求められる。 補強はFWでは内村、中山、近藤。サイドバックの藤山。他にFW1人の獲得もあるとの噂が。 システムは以前の報道では2トップにするということだったが、内村を獲得したと言うことで2トップが現実的になってきた。 しかし、ポストプレーを行う選手が少ないので、ハファエルが残るのであれば彼をトップ下にいれて、ためつくるといったことが必要になるだろう。 攻撃では日本人で得点が取れる選手が入ったことは大きい。キリノと内村という足の速い選手がそろっただけに速攻が威力を増すだろうが、バランス良く、遅攻になった場合の崩しも積極的にチャレンジしてほしい。 サイドの得点力もアップして欲しい。その中で岡本が復帰するのは心強い。左サイドだけではなく右サイドも得点力を上げなくてはいけないだろう。 守備ではダニルソンが抜けた場合のボランチをどうするのか。芳賀をダニルソンの位置にもってくることが考えられるが、はたして新たな補強で埋めるのか。 DF陣はチョウと箕輪の復帰がいつになるのか。CBは石川がいるので心強いが、彼らが復帰した場合には良い意味での競争が激しくなるだろう。 サイドバックは左サイドに岩沼が定着して欲しいと思う。彼のクロスは一級品。課題は守りだが、課題を克服してレギュラーを獲得して欲しい。また、右のサイドバックは西嶋になるだろう。藤山はバックアッパーとしてベンチに控えていたほうがいろいろな場合に想定できるのではないか。 今日時点ではまだ来季の陣容の全体像が見えない。ただ、昇格を狙うためには、メンバーの個々の能力の積み上げが必要だと思う。 今季はスタートダッシュができなかったが、来季のJ1昇格への鍵はスタートダッシュ。 是非スタートダッシュをして突っ走ってほしいものだ。 終わり
2009年12月19日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を FW編 まずはキリノ。出場停止以外にはほとんど試合を休んだことがないという優良さ。そしてゴール数もまずまずの19点。 特徴はDFラインの裏に抜けるスピード。何度もDFラインを突破してゴールを決めたシーンを見せてくれた。前線からの献身的な労を惜しまないプレスが好印象だった。 しかし、歴代の助っ人としては少しゴール数が物足りないか。ヘッドでも得点は少なく、ポストプレーにやや難があり、1トップは厳しかった。来季、ポストプレーのできるFWが相棒で2トップになればもっと得点を量産すると思うが。 次は中山。得点はわずか1得点。ディフェンシブなFWいわゆるDFWと言う言い方がすっかり定着してしまった。途中出場が多かったが石崎監督に「流れを変えられる選手」と言われるだけに存在感はあった。しかし、やはりFWは得点をとってなんぼ。得点のにおいがしなかったのがやっぱり物足りなかった。ただ、彼の肺が痛くなるまで動く真摯なプレーには皆心を打たれた。 FWのときの宮澤は正直あまり印象に残らなかった。シュートを打つ場面も少なかった。もともと自分でごりごり行くタイプではないが、もう少し我をはったプレーをしてほしかった。 本来は彼が2トップの1角を占めなくてはいけないはず。今後はボランチでやるのかどうかだが、個人的にはFWで勝負して欲しい選手だ。 謙伍は今年僅かに1ゴール。MFで出場する場面も多く、開幕戦では右サイドハーフとして出場した。彼には得点能力もあるサイドハーフを期待したのだろうが、サイドハーフとしても結果がでなかった。チームのシステムが1トップということが謙伍に不利になったことも否めないが、2007年には奇跡的な活躍もしていただけに愛媛FCではしっかり結果を残して欲しいものだ。 上原は先発はなかったが、3ゴールと1年目としてはまずまずの結果を残した。しかし、得意のスピードを生かす場面をもっと見せてほしかったところだ。体が大きいので前線でポストになるプレーや裏に抜けるプレーにも磨きをかけてほしい。 横野は2年目で飛躍が期待されたが、何試合か出場したものの短い出場時間でもあり結果を残せなかった。体的には恵まれているだけに、コンサにはいないポストプレーのできるFWとして体を鍛えトップに常時出られるようになってほしい。 今年のFWは1トップでその位置はほとんどキリノが担った。しかし、来年は2トップになるという話もある。内村が移籍してきて、日本人のポイントゲッターとして彼に期待するものは大きいだろう。 次回は来季に向けて
2009年12月17日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を MF編 まずはボランチ。ボランチはシーズン初めは1ボランチ。途中から2ボランチとなったが、シーズンの終盤からまた2ボランチに戻った。 ボランチの中心はダニルソン。キャンプからその身体能力には二重丸がついていたが、やっぱり凄かった。序盤こそ日本のサッカーに慣れずに、パスミスを連発し、いらないカードをもらうなど独り相撲の様相を呈していたが、次第にJ2のサッカーに慣れてきてからは本領を発揮した。特にボール奪取やロングシュートは相手を圧倒していた。 ダニルソンの相方はシーズン当初は上里。シーズン途中からは宮澤が務めることが多かった。上里は後援会が選ぶシーズンMVPになったように、シーズンを通して活躍した。特にボールを簡単に奪われない技術は高く、ボールキープして素早くはたく動きは卓越しており、相手をも唸らせた。印象に残るシュートも数多かった。課題は守備と決定力だろう。 守備ではサイドバック時の守備で軽いプレーをして失点に繋げてしまうシーンがあったので注意しなくてはいけないだろう。決定力と言うことではもっと枠にシュートをいれて欲しいところだ。彼のミドルは強力。武器でもあるキックの正確さに磨きをかけてほしい。 宮澤はFWからボランチに移動して持ち味を発揮した。天才肌でボールキープに優れ、決定的なパスを前線に配球したが、ミスも多かったことも事実。来季に向けてはより確実性のあるプレーが求められるだろう。 ボランチは他には芳賀、西が務めることがあった。芳賀の場合にはボランチのときに存在感を増した。アンカーとしてポジショニングがよく、また、パス能力にも優れていた。 西はボランチとしては黒子として徹していた印象だった。さほど目立たなかったがポジション取りがよく、危険察知能力に優れていた。 次にサイド。右サイドはシーズン途中までは征也。シーズン後半からは古田が務めた。 征也は縦に上下動する動きは優秀だったが、中に仕掛ける動きには物足りなかった。 古田はスタメンに座るとずっとその地位をキープした。古田のこの状況はシーズン当初にはまったく想像できず、嬉しい誤算だった。 彼の良さはけ連味のないドリブル。そして卓越したテクニック。来シーズンも攻撃の中心を担ってもらわなくてはいけない選手だ。 サブには砂川。彼の投入により何度も流れを変えた試合があった。まさに切り札と言ってよかったが、年齢からくるものか連戦の疲れからかシーズン途中から本来の体のキレがなくなっていたしっかり休んで体調を整えて来年に臨んで欲しいと思う。 トップ下はシーズン途中まではクライトンがいた。彼のキープ力は抜群。攻撃センスも一流だった。しかし、得てして彼がボールを持つと攻撃のスピードが鈍り、そのために相手にしっかりとしたブロックをつくられるシーンが多く見られた。 クライトンが途中退団してからは西と上里があるいは宮澤がトップ下を務めることが多かった。ただ、西がトップ下に入ったときには攻撃は迫力があったが、上里と宮澤のコネンビでは得点力という意味では迫力不足だった。 そしてシーズン終わりのトップ下はハファエルが務めた。しかし、ハファエルがフィットするまでに時間がかかった。もう少し早くフィットしてくれれば勝ち点はもっと増えたと思う。 次回はFW編
2009年12月14日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を GK、DF編 GKは初めは佐藤、そして荒谷、高原とスタメンは次々と変わっていった。 佐藤は特徴である思いっきりの良さも薄れてしまい、また、依然として安定感に欠けたまま。スタメンを外されてからは第2キーパーからもはずれ。第3のキーパーになってしまった。来シーズンは彼の立ち直りに期待したい。 荒谷は佐藤の後でスタメンを獲得したが、なにせ守備範囲が狭く、スーパープレーも少なく、普通のGKの域をでなかった。経験をもっと生かし、チャレンジしてほしかったところだ。 最後にもっとも脚光を浴びたのが高原。荒谷に代わるとスーパープレーを連発し、PKも2度止めた。練習生からスタメンを張るだけの実力を地道につけてきたことに好感度が増した。来季もスタメン候補NO.1だろう。しかし、課題もある。クロスにかぶるシーンが依然としてあり、不安定さが目立ってしまうことはマイナス評価。来季はこの点をぜひ修正してもらいたい。 曳地はトップに出場できなかったが、その才能は十分にある。高い身体能力を生かして来季はトップの試合で出られるように精進してほしい。 DF陣はまずはセンターバック。箕輪と曽田の怪我が長引いたため、今シーズンは結局この2人がDFとしてピッチに立つことはなかった。そのため、吉弘がフル活躍。チョウとのコンビでスタメンを張ることが多かったが、チョウとのコンビネーションなどは課題を残した。 チョウはシーズン終盤怪我でリタイア。身体能力の高さとクレバーさを見せてくれたが、いまいち安定感に欠け絶対的な信頼をよせるまでとはいかなかった。 また、西嶋もセンターバックの不足からセンターバックを任されることが多かった。ただ、単純なミスも目立ち、やはり彼はサイドバックで使われることが一番だろうということを再認識させられた。 石川の加入は大きかった。彼が入ってからミスも少なくなり、コーチングも的確に行っていた。彼がCBにいるといないでは安定感がまったく違った。 柴田は何試合かスタメンに起用されたが、持ち味の身体能力の高さを生かせず、レギュラーを獲得することができなかった。 堀田は今シーズン出場の機会が得られなかった。ただ、控えでベンチに入ったこともたびたびで来季が勝負の年になるだろう。 攻撃的に行く場合にはゲーム途中からだが3バックとしたこともあった。この場合にはスイーパーに西や芳賀が入ることもあった。 とっかえひっかえだったのがサイドバック。 西嶋以外レギュラーと呼ぶ選手はおらず、芳賀や西、上里もサイドバックに起用してなんとかシーズンを乗り切った。だが、光明だったのが岩沼。彼が終盤、レギュラーで定着して守備と攻撃に確実性が増してきた。ただ、守備がまだ不安定なところや攻撃のところで起点になる動きはまだできていない。ここは来季に向けた課題だろう。 これに対して上里のサイドバックは左サイドに攻撃の起点をつくる意味では十分に働いたといえた。ただ、守備では難をみせたこともあって、以降は使われなくなった。西も器用さを重用されサイドバックによく起用された。しかし、彼の位置としてはここのポジションではもったいなかった。 芳賀はボランチに比べると守備の不安定さが目立ち、いまいち感がぬぐえなかった。 来季は藤山、岩沼、西嶋での争いになるだろうか。ここはウィークポイントのポジションなだけに来季どう変わるかが注目だ。 次回はMF編
2009年12月12日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を 戦術編 今年のキーワードはチャレンジ&カバー。なるべく前線からプレスを複数でかけてボールを奪いその空いたスペースをカバーするという戦術だった。昨年までのゾーンで守るやり方とは180度違って当初はとまどう場面もあったと思う。ただ、この形も今では慣れてきたという感じだろうか。 しかし、上位のチームにはなかなかこれができなかった。上位のチームは展開力に優れプレスをかけてもすぐプレスをかいくぐり、前線にボールをつながれた。 また、プレスを避けるためにロングボールを使われ、速攻に展開されたということもあった。 監督がよく嘆いていたのは、ポゼッションから得点を奪うシーンが少なかったこと。速攻や個人の力で奪った点もりっぱな得点だが、要はバランスの問題。チームとしてスペシャルな人間がいればよいが、組織力で相手を崩す動きを向上させなければJ1で戦っていけない。 そしてプレスの厳しいチームにはボールを前に運べないという弱点も露呈した。 素早いボール回しやキープ力があればさほど問題はないのだろうが、クライトンがいなくなってからは特にこれが目立った。 今期のシステムは4-2-3-1あるいは4-1-4-1 トップ下のクライトンにはあまり得点を期待できないことや、キリノへのマークが厳しくなるためサイドに得点を期待したが、なかなか結果はでなかった。 そのため、試合終盤で3-5-2の2トップとして攻撃的なシステムチェンジをすることが多かった。 クライトンがいた頃にはクライトン頼みにどうしてもなってしまい、クライトンがいなくなってからは、西をトップ下においたことで、一時期得点力が上がったが、西をサイドバックに配置転換し、また、西が怪我で離脱してからは得点力が下がった。ハファエルがフィットする時間がかかったことも痛かった。 そして今年の特徴としては後半終盤の失点が多かった。総失点のうち後半15分過ぎからの失点は52%。そして引き分けもリーグトップタイで多かった(16試合)のだが、やはり試合終盤に追いつかれた展開が目立ち、ばたついた試合が多かったのが印象的だった。 原因は一言で言うと勝負弱さなのだが、最終ラインに安定感がなかったことや、チームに精神的な支柱がいなかったというメンタルの問題などいろいろとあった。 クライトンについてはいろいろと議論されていたが、結果論だがクライトンが初めからいなかった方が戦術の構築の時間を短くするためにもよかったかもしれない。 とにかく戦術の構築には時間がかかったという印象だ。監督のやりたいサッカーを体現するためには時間が必要。 ただ、来年は今年の積み上げ部分がある。そしてそれをいかにしてさらに伸ばすかにかかっていると思う。 次回はGK、DF編
2009年12月10日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を 強化部、監督編 強化部の一番の仕事はダニルソンの獲得だろう。新たにコロンビアルートを開拓してダニルソンを手に入れた。この他にも韓国とのルートにもつなぎをつけた。韓国の学生の練習参加もそのことを裏付けている。 キリノやチョウ、途中加入のハファエルも概ねよい活躍をした。昨年のノナトのような失敗もなく、費用対効果を高めたのは素晴らしかった。 しかし、惜しむらくは国内の選手の獲得について、強化部の頭数の少なさから、全国の隅々までなかなか情報収集ができないこと。また昨年、有望な新人を練習では参加させたもの、他のJ1チームとの競合があり、J2に落ちたことも相まって他のクラブにもっていかれてしまったことは残念だった。 ただ、埋もれている人材を発掘することには長けている強化部、多忙な日々だと思うが、これからも何とかして磨けば光る原石を手に入れて欲しいものである。 今年は早々に藤山、内村を獲得したが、移籍の噂のある外国人がどうなるのか。もし移籍をすることになった場合には新たな補強も必要となってくるだけに、気になるところだ。 石崎監督は選手の「名前もわからない状態」でチームを引き受けた。キャンプでのチーム完成度の低さからスタート奪取に拘らない姿勢を見せたが、案の定、スタートから成績を上乗せできなく結局、一度も昇格争いに加わることなく終わってしまった。 スタートダッシュができなかったことはともかく、最後まで浮上できなかった結果に対しては十分に責任はあるだろう。 だが、若いチームゆえ戦術がなかなか積み上げられなかったのも事実。そして目標をあくまでJ1で安定した実力をつけると言うことだったので、勝敗はある程度目をつぶっていたということもあったのではないだろうか。そう言った意味ではこの1年間で若い選手に自信をつけさせたこと、実力を伸ばした成果は大きい。 監督の明るい性格もチームの雰囲気作りに貢献した。練習は厳しかったが、咬んで含めるような話し方や冗談を言いながら明るく選手達に接していたことによって選手は精神的に息抜きができたのではないだろうか。苦しい練習でも笑顔を絶やさなかったこともだいぶ助かったと思われる。選手に慕われていることは十分に理解できた。 とにかく来年も監督は続投する。 来年こそ監督の掲げるチャレンジ&カバーを完成形に近づけなくてはいけないだろう。そして更なる現有戦力の底上げも目指さなくてはいけない。 石崎監督の下しっかり力をつけて来年こそは昇格を目指したいものである。 次回は戦術編
2009年12月08日
今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を まずは経営編 チームの成績がぱっとしなかったので、努力してもなかなか観客数が伸びなかったという愚痴がこぼれそうな1年だっただろう。 昨年に引き続き夏コンなどいろいろとイベントを行ったが大ヒットとまではいかなかった。 もっともチームの成績が芳しくなくても観客動員数が増員できるイベントを知恵を絞って出して欲しいと思うところだが、即観客数増員に結びつくアイデアはなかなかなく、有効な手だてを打つことができなかったのではないかというのが正直な感想だ。 やっぱり今年もそうだったが、昇格争いに絡まなければ観客動員数は頭打ち。劇的に観客数の上昇はないだろう。ゆえにその予測を過大に見積もっているならば反省すべき。毎年希望的観測で昇格争いをする見当で数字を積み上げているのではないかと邪推されるような数字を掲げているのであるならばやはりまずい。 来年も昇格争いに入らなければやはり観客動員数は落ち込むに違いない。赤字覚悟のような過大な積算はやめるべきだ。 そしてニトリの問題は大きかった。フロントの情報収集能力や危機管理能力が問われた一件だった。代わりのスポンサーを見つける努力はもちろん継続しているのだろうが、この不景気のなか新規のスポンサー獲得は難しいだろう。 ならばもっと現実に即した経営方針が必要となってくる。ただ、チームが「J1リーグで安定して充分戦うことができるチーム力ベースの完成」を最終目標に掲げているためにJ1昇格のために強化費に相当な額を使わなければいけない縛りもあるので、その兼ね合いが難しいところだろう。 しかし、現実的に予算が限られていることも事実。無理をして、また、債務超過にならないようにチームの経営状態を安定させなければいけない。 また、広告料収入と興業収入そして会員料収入は3大収入源。そのなかでシーズンチケット販売枚数とファンクラブ会員等の数の増収は昨年に比べてあったのだろうか。 中期経営計画2009-2011では広告料収入と興業収入並ぶ第3の営業収入源として会員料収入の拡大を挙げているが、今年の会員収入は増収は見られたのだろうか。 広告料収入が減であればシーズンチケットやファンクラブ会員数等で補うことを考えなくてはいけないと思われるのだが、各種イベントでもシーズンチケットやファンクラブ会員の募集は行っているが、もっと増収入のためアイデアがないだろうか。 広告料収入と興業収入そして会員料収入、それらの増収のためにチームはもっと知恵を絞らなければいけないと言うことは簡単。だが、現実にはなかなか画期的なアイデアがないということも言える。 その打開策としてサポーターに知恵を借りるということも考えられるのではないか。昨年からサポーターもいろいろなアイデアを出してはいるが、HFCでも公募式にしてよい案があれば報酬を払う。また、その案を何種類か実行して結果が伴えばさらに成功報酬を支払う。こんなことをしてみるのもおもしろいと思うのだが。 次回は強化部、監督編
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名前:孔明(まさあき) リンクはフリーです。 「あ」とか「ああ」、「あああ」 とかいうHNには基本的には削除するかコメントを返しません。 「通りすがり」も同じです。 また、ふざけたHNやコメントは削除します。 コメントはコテハンでお願いします。 そして誹謗中傷のコメントは有無を言わずに削除します。 コンサとの出会いは1996年6月2日の日本電装戦。 それまでコンサの試合はテレビでは見ていたものの、妻とスタジアムに見に行ってすっかり生のサッカー観戦にはまってしまった。 それ以来、アウェーにも何度か出かけ、妻と共々コンサを応援し続ける。 これまでのコンサの思い出は、 1996年9月12日の本田技研戦、ペレイラの負傷退場後の厚別にこだました救急車の音、 1997年5月25日川崎F戦、バルデス3連発の間で厚別のS席で自発的に出たすさまじい声援 1998年12月5日福岡戦、3点目をとられた時の室蘭の静寂 2000年3月12日、エメ3連発で鳥栖のサポータに「幼稚園児の中に大人がいるのは反則だ」と言わしめた鳥栖スタジアムでの開幕戦 2000年7月29日浦和戦、殴り込んでやろうか思ったお行儀の悪い狼藉ファンをだまらせた両サイドの得点 2001年9月15日清水戦、堀井の移籍後初試合でのVゴールに歓喜する劇場(ドーム) 2007年最終戦試合終了後ドームの電光掲示板に写ったCHAMPIONの文字 2011年最終戦で決めた内村の2ゴールで昇格を確信したこと。 など数えきらず。もうコンサなしではいられない。
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