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名前:孔明(まさあき) リンクはフリーです。 「あ」とか「ああ」、「あああ」 とかいうHNには基本的には削除するかコメントを返しません。 「通りすがり」も同じです。 また、ふざけたHNやコメントは削除します。 コメントはコテハンでお願いします。 そして誹謗中傷のコメントは有無を言わずに削除します。 コンサとの出会いは1996年6月2日の日本電装戦。 それまでコンサの試合はテレビでは見ていたものの、妻とスタジアムに見に行ってすっかり生のサッカー観戦にはまってしまった。 それ以来、アウェーにも何度か出かけ、妻と共々コンサを応援し続ける。 これまでのコンサの思い出は、 1996年9月12日の本田技研戦、ペレイラの負傷退場後の厚別にこだました救急車の音、 1997年5月25日川崎F戦、バルデス3連発の間で厚別のS席で自発的に出たすさまじい声援 1998年12月5日福岡戦、3点目をとられた時の室蘭の静寂 2000年3月12日、エメ3連発で鳥栖のサポータに「幼稚園児の中に大人がいるのは反則だ」と言わしめた鳥栖スタジアムでの開幕戦 2000年7月29日浦和戦、殴り込んでやろうか思ったお行儀の悪い狼藉ファンをだまらせた両サイドの得点 2001年9月15日清水戦、堀井の移籍後初試合でのVゴールに歓喜する劇場(ドーム) 2007年最終戦試合終了後ドームの電光掲示板に写ったCHAMPIONの文字 2011年最終戦で決めた内村の2ゴールで昇格を確信したこと。 など数えきらず。もうコンサなしではいられない。

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J1各チーム戦力補強状況 1

2012年01月28日

J1各チーム戦力がだいたい揃ったようだ。各チームの戦力補強を見ていきたい。

 今回は1回目(柏、G大阪、鹿島、C大阪、名古屋、横浜FMの6チーム)

 は補強ポイントだった中央をしっかり補強してきた。FWにはおなじみの栃木のリカルド・ロボ、ボランチに磐田から那須、DFには横浜FCから藤田などJ1,J2を問わず弱点をしっかり補強してきた。特にリカルド・ロボはサイドが強力な柏で威力を発揮するのではないだろうか。また、五輪で不在になる酒井の穴もしっかり埋めてきた。手堅い補強だろう。

 G大阪は主力やバックアップが大量に抜けて、補強は数は揃えたが、メンバー的には落ちたのではないだろうか。特に攻撃力ではなかなか補強が進まなかったように思える。トップは移籍したイグノと平井の代わりに甲府からパウリーニョ、徳島から佐藤を補強したが、彼らにはそんなに得点力はないだろう。ただ、SHにC大阪から倉田を戻したことは注目、彼は昨年活躍しただけに今年のG大阪のキープレーヤーになると思う。
 守備ではやはりFC東京から今野を獲得したのが大きいが、高木、山口、下平が移籍した穴も大きい。
 
 鹿島攻撃の中心野沢の穴が埋め切れていない。FWにジュニーニョをとったが、攻撃のタクトをとる選手をとれていないのが大きい。そのなかで福岡から岡本をとったことは注目。伸び盛りの選手だけに大化けする可能性もある。また、新人では9クラブがオファーしたと言われる山村。ボランチかセンターバックでスタメンに出てくる日も早いのではないだろうか。

 C大阪はかなり選手が出入りした。ボランチのマルチネスやサイドハーフの倉田、CBの上本が抜け、FWにブラジル人のケンペス、SHに徳島から柿谷、ボランチに川崎から横山、CBにコンサから山下が加入した。
 トップのケンペスはかなり前評判が良い。昨季ブラジル全国選手権で13点をあげたストライカーでかなり活躍するのではないだろうか。柿谷もうまくフィットすれば怖い存在になる。山下はおそらく彼の力だとレギュラーをとるだろう。いやあれだけセレッソ愛を全面に押し出した以上、やってくれなければ困る。

 名古屋はアウトは千代反田くらいで的確にウィークポイントを補強した。甲府からCBダニエル、神戸からSB石櫃と強力な戦力を獲得してサブメンバーも充実している。確実にチーム力をあげた。新人ではトップ下の田鍋が注目。参加した昨年のキャンプで監督から称賛された逸材らしい。


 横浜FMはアウトが渡邉、長谷川でトップが手薄になったが、マルキーニョスを獲得して昨年と遜色ない布陣にした。さらには愛媛から齋藤を戻し不安を一掃した。
 さらに、ボランチには福岡から中町、左サイドバックにU-23代表でレギュラーの比嘉を獲得、バックアップメンバーの層も厚くした。


2011年に選手達に期待すること(GK編)

2012年01月26日

2012年に選手達に期待すること注目することについて書いていきたいと思う。

まずはGK編。

  GKは5人 ただし、高原がシーズンほとんどリハビリ予定、曵地がシーズン当初リハビリと実質は3人。昨年正ゴールキーパーのホスンが1番手だろうが、ぎーさんや杉山もスタメンを狙ってほしいところだ。


 高原はシーズンの大半は手術によるリハビリで出場できない。
 2シーズンほとんど棒に振った形になってしまうが焦らず、地道に復帰を目指して頑張ってほしいと思う。今シーズンはほとんどリハビリにかかるだろうが、頑張って復帰をしてほしい。まずは怪我を完全に治すことからだ。

 高木(ぎーざん)は昨シーズンは大事なところで怪我をしてホスンに正ゴールキーパーの座を譲ったが、まだまだチャレンジする気持ちは失ってほしくない。
 ホスンの欠場で出場した試合は2試合ともよいパフォーマンスをしていた。落ち着いていたし、さすがの安定感を発揮していた。また、試合の流れを読む時間の使い方は見事なもの。

 今年は当初はキーパー3人の争い。キャンプでは横一線からに出発とは言え、やはりホスンが正ゴールキーパーに近いだろう。そこをどう争うか。彼にはホスンの座を奪うようなエネルギッシュなプレーを期待したい。

  杉山は鹿島から移籍。長年曽ヶ端の控えとして下積みを経験しただけに、相当なパワーを潜めていると思う。
 このままでは第3のキーパーとなるが、もちろんそんなつもりもないだろう。鹿島で培った力を発揮してほしいと思う。キャンプからチャンスはあると思う。このポジションは昨年はホスンが当然有利だが、まだまだわからない。懸命にアピールしてほしいと思う。

 曵地は怪我でシーズン当初は出場できない。まだ、公式戦には出場していないが、ただ昨年、年間をとおしてかなりの回数、ベンチ入りした経験は生きてくるはず。まずは怪我を完全になおして先発出場できるような体を作ってほしいと思う。そしてそれから勝負をかけてほしいと思う。

 ホスンはなんといっても昨年の正ゴールキーパー。スタートラインから有利なのは当然だろう。反射神経やポジショニング、セーブ能力は抜群のものを持っており、今シーズンもゴールマウスをしっかり守ってほしい守護神。J1でも問題なくやってくれるものと思っている。

 それでも彼が今後勉強しなければいけないと思うのはフィード。特に苦しい展開、時間稼ぎがほしい流れのなかで簡単に蹴って相手にボールを渡して失敗している状況に代表されるフィードはしっかりとキャンプ中に学んでほしいと思う。
 しかし、とにかく彼の力が必要なシーズン。彼の最大限の力を発揮してほしいと思う。


U-18四方田監督のこと

2012年01月22日

 今日のSTVのD!アンビシャスはコンサドーレユース特集

 四方田U-18監督を中心にユースの選手に密着していた。

 やはりU-18ユースの強さは四方田監督の指導方針が大きいだろう。

 1999年に岡田監督とともにコンサにきて、そこから13年。本人は岡田監督に誘われ、ともにやりたいという気持ちでコンサにきたそうだが、「3年くらいかと思ったのに13年もたってしまった。」と苦笑いしていた。

 当初は岡田監督を支える若いスタッフという印象しかなかったが、いまや38歳で立派な指導者というかユースにはなくてはならない監督になった。

 今年はユースから5人もトップチームにあげた功労者。彼にはずっとコンサにおいてほしい。もっともユースの成功は四方田監督だけではなく、U-15の名塚監督やU-12の浅沼監督らの長年の一貫した指導があったことの結晶だろう。

 今日の番組では各世代の監督が集まってミーティングをしている様子が映し出されたが、そこでの浅沼監督の「日本人選手は全員道産子にするべき。」という言葉は心強かった。北海道のサッカー人口は全国的にも指折りの多さ。この土壌は無駄にはできないだろう。そのなかでしっかりとした一貫したユース年代の強化をしているのか誇らしいこと。

 財政的にも厳しいチームでアカデミーからの選手は宝物だ。

  本当に近い将来、日本人はほとんど道産子、先発メンバーが全部道産子というチームができるかもしれない。

 四方田監督にはずっとコンサのチームの指揮をとってほしいと思う。いずれは彼にはS級ライセンスをとってトップチームの監督になってほしいと思うが、トップチームの監督になると成績不振等で数年で辞めなくてはいけないので、虫の良い話だがまだまだユース年代の監督をしてほしい。

 そしてどんどん良い選手を育ててもらってトップチームの強化に結びつけてほしいと思う。


post by 孔明

19:44

監督 コメント(2)

東南アジアへのJリーグ放送権販売について

2012年01月21日

 今週のサッカーダイジェストに興味深い記事が載っていた。

 今季からJリーグの試合がベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアの4カ国で放送されることが決まったそう。

 2009年のアジア枠の導入に合わせて有料衛星放送のスポーツ番組内ですでにハイライトで流されていたが、今季本格的に東南アジアにおけるJリーグの放映権を販売することになったそうだ。

  こうした背景には国内の放送権料の伸び悩みがあるそう。

 昨年スカパーはJリーグと今後5年間の放送権契約を結んだが、この契約には果たしてスカパーが更新するだろうかという危惧もあったことは聞いていたし、Jリーグ人気も下向きで国内では新たな市場の開拓とはならない危機感があるという。

 海外にマーケットを求めるのは当然だと思う。

 たしかに日本がワールドカップで活躍して、日本サッカーへの評価は高まっているが、東南アジアのファンはJリーグの選手の名前もほとんど知らないだろうし、はじめはあまり利益があがらないことは容易に想像がつく。

  しかし、アジア枠を設けたことで東南アジアの選手をJリーグに加入させることが可能で、そうなると東南アジアでのJリーグ人気が高まることが予想される。

 今からマーケットとして人材発掘の供給地として東南アジアに目を向けることは必要だろう。

 東南アジアのサッカーファンもやはりヨーロッパのトップリーグの試合が人気らしい。どのくらい食い込めるかわからないが、やってみる価値はある。
 そのために一番てっとり早いのはやはり東南アジアの選手をJリーグに連れてくること。

 現在、ブラジルが好景気でなかなかブラジル人選手を連れてこられないことで、他の国に目を向けることが必要になってきている。

  中国の杭州緑城には岡田氏が監督になってコネクションをつけようとしている。日本サッカー界はやはりアジアに目を向けないとだめだろう。
 
 アジア枠では今はKリーグの選手がほとんどで、他にオーストラリア人くらいだが、一般的にはレベルが落ちると思われるベトナムやタイの選手でもトップレベルは実力がある選手もいるだろう。まずはその選手達を連れてくることも考えても良いのではないだろうか。 

 今はKリーグのチームの財政が悪く、Kリーグの選手はほとんど日本に目を向けている。しかし、韓国はKポップのように国家をあげて国策でKリーグを強化してくることは十分に考えられる。そうなるとKリーグからの選手の供給が少なくなるおそれもある。

 また、韓国は2009年に日本で言うアジア枠を作ってアジアにも目を向けつつある。東南アジアもビシネスチャンスととらえてくることも十分に考えられる。
 韓国よりも早くくさびを打つことが必要。

 コンサもブラジル選手の高騰や南米選手の高騰が続けば東南アジアの選手を含め中国などKリーグ以外の選手の獲得も検討してもよいかもしれない。


post by 孔明

20:30

Jリーグ コメント(4)

クラブライセンス制度について

2012年01月19日

 Jリーグが17日公表したクラブライセンス制度

 コンサにとっては本当に重要な問題だ。

 日刊スポーツによると「競技、施設、人事組織、法務、財務と5つの基準を設け、これらを満たさない場合はライセンスが交付されず、リーグに参加できない。達成必須の47項目を含む全56項目が列記され、競技場の入場可能人数をはじめ、マーケティング担当者や下部組織の責任者を置くことも義務化。財務基準では、直近の3期連続で赤字になったクラブや債務超過に陥ったクラブはライセンスが交付されず、日本フットボールリーグ(JFL)などの下部リーグへ降格となる。」

 Jリーグは何年も前から導入を模索していたがいよいよ2013年度から導入することにこととなった。
 
  ウィキペディアを見るとその要件がなかでも気になるのが

 1 3期連続の当期純損失(赤字)を計上していないこと(2012年度-2014年度の3年間以降で算定)

 2 債務超過でないこと(2014年度から算定)が必要になること。

   いずれも過去ではなくこれからの財務状況について問われることになるが、コンサは大丈夫だろうか。

  HFCは債務超過の解消手段としてダニルソンの移籍金を昨季の収入に入れて黒字決算をして、増資して債務超過を解消する計画を出してJ1昇格を認めてもらったのでかなりぎりぎりの経営状態をしている。また、過去何年も赤字決算をしてきたので今後の展開は予断は許さないだろう。

 まずは再び赤字にはならないように単年度で黒字を目指さなくてはいけない。

 また、昨年末のスポーツ報知ではHFCは観客動員数を25万人以上に設定したということを記載していた。

 昨年の観客動員は目標の21万人に届かない約19万9000人だった。これは震災があって大幅動員が期待できる土日のドームの試合が減ったためという特殊事情があった。

  それがなければ、夏場から昇格を争って昇格を果たし観客数も好調だっただけに目標の21万人はいったに違いない。

  来季の試合数はホーム17試合だから1試合当たり、約15,000人。ドームの試合が多くなることとJ1のチームとの対戦で観客動員数が増えることが予想されるために目標達成は十分にできる数字だと思う。

  まずは観客動員数でできるだけ稼いで、黒字を目指してほしいと思う。後はスポンサーだが、今年のスポンサーは劇的に新規のスポンサーが多くつく訳はないので、いかに経営の健全化を図るかにかかっていると思う。

  また、必須ではないが推奨されるというC基準の女子チームを保有していることも今後は目指さなくてはいけないだろう。 

  いずれにしてもせっかくJ1にいてもライセンスが交付されなければ元も子もない。

 今後はライセンス制度への対策が必要となってくる。


post by 孔明

19:43

経営 コメント(8)

センターバックの競争

2012年01月17日

 日刊スポーツには石崎監督がDF構想について明かしたとの記事

 「山下が移籍したこともあり昨季序盤同様、河合を中盤からDFに下げる案もあったが、『河合は原則、ボランチで使いたい。』と話したそう。

 河合のセンターバックは「何かあったときは必要になる」とあくまで非常時の案とするようだ。

 ということはノース、櫛引、奈良、松尾の4人で2つのポジションを争うことになるだろう。

 河合はやはりボランチの方がよりチーム戦術を発揮できると思う。センターバックでも

 しっかりとした守備をしてくれると思うが、ボランチの方がより石崎監督のやりたいサッカーを体現してくれるのではないだろうか。

 チームは何人かセンターバックに声をかけていたが競争に負けて、結局、松尾一人をとることになった。松尾もセンターバックはできるが、何年もやっていないことから不安が残る。松尾はセンターバックよりもサイドバックの方のバックアップに回る可能性が高いような気がする。

 おそらくセンターバックの1人はノース。残りの1枠は櫛引と奈良との争いになるのだろう。
 昨季終盤のような形になって、若手2人が競争する構図になる可能性が高い。 

 石崎監督もそう腹を固めたのではないかと思う。

 彼らが足りないのは経験。しかし、J2でも試合数は少ないながらしっかり先発として結果を出してきた実績もある。J1で使えないと言うことはないだろうと思う。

 彼らを使っていけばかなりのびる可能性が高い。

 いずれにしても練習を行って見極めていくのだろうが、彼らを主力で使うのは確かに不安もあるが一方で非常に楽しみでもある。


post by 孔明

20:36

戦術 コメント(2)

天才肌の二人

2012年01月15日

 JSGOALでは新入団選手のインタビューが載っていた。

 もちろんすべての選手に期待したいが、
背番号5番の山本と背番号11番の前田はチームとしても特に期待している選手ではないだろうか。

 真希は三上強化部長が補強リストの最上位にあったと最大級の期待をかける選手。清水では天才と言われながら今一殻を破れなかった選手

 インタビューでは(自身のプレースタイルの特徴と、具体的な目標は?の質問に)「中盤なので運動量を出すこと、そしてシュートも自信を持っているので、どんどん狙っていきたいと思います。」ち話していた。

  中盤だがボランチではあまり彼の特徴は活きないかもしれない。それよりもサイド、あるいはトップ下で攻撃にある程度自由を与えた方が、よりよいプレーをするのではないかと思う。

 また、彼の特徴は思い切りの良いプレーとすごい右足のキック力ではないだろうか。そして彼が物足りないのは自信と自ら課題としているが運動量

 自信をもってチームを仕切らせれば凄いプレーがどんどん出てくる選手だと思う。とにかく彼には自信をもってプレーしてほしいと思う。

 そして背番号11番の前田。前俊と呼ばれサッカーファンになぜか広く愛されている選手。前俊も山本と同じく天才肌だが昨年少しそれが発揮されてきた。しかしまだまだ完全に能力が発揮されていない選手。

 おもしろいアイディアあふれるプレーがどんどん出てくきてゴール前のプレーはわくわくする選手だ。

 昨年、大分でのプレーを見ていてもおもしろいプレーやここぞというところできっちりゴールを決める決定力に唸った場面が多かった。課題は運動量のなさや守備力の低いことだろうか。

 ただ、課題にばかり気を取られ、彼の良いところが消えてしまってはいけない。彼の特徴をどんどん生かしてほしいもの。彼にはFWとして得点力を期待したい。

 ともかくこの2人の天才肌の選手には攻撃陣を引っ張っていってほしいと思う。 まずはキャンプで大きくアピールしてほしいと思う。


3人の外国人選手の退団と西村の引退

2012年01月14日

 ジオゴ、ブルーノ、レモスの退団が発表された。

 ブルーノはかねてよりグアラニに入団との話があったので、やはりと思ったがレモス、ジオゴはこれから次の移籍先を探すようだ。

 レモスは結局秘密兵器に終わってしまった。練習では1度見ただけだが、スピードはあるが他は使えないと言うことで、やはりJ1の舞台ではなおさら無理だったのだろう。次の移籍先が早く見つかればよいと思う。

 ブルーノはもともと能力は高い選手。ただ、総合力ではJでは使いにくく、せっかくの能力が発揮できなかった。ブラジルセリエAの名門グアラニへの移籍と言うことでブラジルではその能力が発揮できると思う。今後の活躍に期待したい。

 ジオゴは昇格の最後のピースを埋めてくれた昨年活躍した選手。 

 大事なところで得点を決めたり、ラストパスを決めたり、頼りになった選手でもあった。ただ、競り合いに弱く、終盤はポストプレーもできなくなっていて、J2でこれではJ1ではかなり厳しいと思われたのでは仕方ないだろう。

 しかし、あのカラスパフォーマンスはユーモラスでいろいろと和ませてくれた選手でもあった。

 ともかく昨年はジオゴで勝てた試合が何試合もあった。できる仕事はしてくれたということでは「ありがとう。」ということで送り出したいと思う。早く移籍先が決まればよいと思う。

 新外国人は今日のスポーツ報知ではまだ未定とのこと。スポニチではキリノは戻ってくるらしいがそうなると残りの1枠をどんな選手で埋めるのかが楽しみ。

 いずれにしてもキャンプスタートに間に合うかどうかと言うところだろうか。

  また、退団した西村の現役引退と浦和のサッカースクールコーチの就任のニュースがあった。まだまだやれる選手だと思ったが、納得しての引退。お疲れさまといいたい。

 人間的に素晴らしい人なので、きっと良いコーチになって素晴らしい指導者になってくれると思う。


大伍と古田

2012年01月13日

 昨日、TVHのニュース番組で大伍と古田がインタビューを受けていた。

 大伍は帰省したときだったのだろう。そのなかで今年対戦する話や日本代表の話など短い時間だが話していた。今年対戦する話では大伍が「対戦したらブーイングを受けますね。」という話に、古田が「受けませんよ。拍手ですよ」と言っていたのが興味深い。

 大伍の場合にはおそらくブーイングはさほどおこらず、拍手の方が大きいだろう。

 彼の場合には自ら移籍を選んだとはいえ、鹿島移籍にしてもコンサに戻るかを含め悩み、コンサに少なくてもお金をおいて移籍する道を選んだ。一方的に非難される言われはないだろう。

 大伍は昨年1試合日本代表としての試合に出場したが、納得のいく内容ではなく、その後日本代表には選ばれなくなっていた。ワールドカップに出場するためにも日本代表に定着しなければできないという話をしていて、その眼差しはかなり鋭かった。全体的な印象はJ1を2年経験してたくましくなったというか、頼りになる感じがでていて、強い意志を感じるものだった。

 今年、大伍にはまずは鹿島のレギュラーとしてしっかり定着して活躍してほしいと思う。そして日本代表に選ばれ今度こそ、右サイドバックの位置をつかみ取ってほしい。

 そして対戦時には思い切り当たってきてほしい。こちらも思い切ってやっつけるつもりで戦う。

 そして大伍はJ2とJ1の違いについて「J2だと上がったり下がったりがちゃがちゃしている面があるが、J1ではゆっくりしているのでやりやすいかもしれないが、向かっていかないとボールをとることがなかなかできない。みんなうまい」と話していた。

 J2は確かに動きがごちゃごちゃした感じでみんなボールによってくるという感じなのだろうが、J1ではプレスのかわし方がうまく、奪いに行く方もしっかり組織的にいかないとなかなかボールがとれない。

  そういう意味では大伍の先輩としての話は貴重。古田もだいぶ勉強になったはず。オフのTVでは白石神社にお参りにいったりインタビューを受けたりかなり露出が多かった。

 個人的にはJ1で期待する選手の一人が古田。彼のプレースタイルからすればJ1で活躍する可能性は高いと思う。大伍以上の活躍でまずは五輪代表を目指してほしいと思う。


上里の働きを見守っていきたい。

2012年01月11日

 昨日、上里の徳島へのレンタル移籍が決まった。

 もとより今季のFC東京での在籍はないと思っていたので、予想どおりといえば予想どおりだったが、レンタルということでほっとしたというのが正直な気持ちだ。

 戻ってくるかなとも思っていた。しかし、高柳や山本を取った時点で復帰はないかというような感じになっていて、おそらくJ2チームへの移籍だろうとは思っていた。

 上里はFC東京では十分な働きができなかった。

 やはり守備の問題があってなかなか使われなかったのだろう。ただ、ベンチには毎試合は行っていてここぞという所では途中出場をしていた。

  結果として彼にとってはFC東京への移籍は失敗だったように思うが、その移籍に関しては彼の中ではどう感じただろうか。

 彼の場合には彼を生かすようなシステムでなければ、思い切って力を発揮できないのかもしれない。

  そういった意味では徳島ではもちろんスタメンが保証されていないとは言え、FC東京時代に比べると出場機会は格段に多くなるだろう。徳島は大量に主力が抜けている状態。彼の力を発揮させてくれるだけの環境になっているのではないだろうか。

 上里ももはや中堅、コンサでも期待されながらいまいち爆破的な力を発揮できなかった。徳島に行ってここが最後と覚悟を決めて懸命にやってほしい。 

 チームが完全移籍ではなくレンタルの継続としたのはやはり上里の成長を見定めていくという思いもあってのことだろうと思う。

 活躍具合によっては再びコンサに帰って来るような気がするし、いずれは帰ってきてほしいと思う。

 フリーキックやミドルキックばかり注目される上里だが、正確なロングフィード、タメをつくれる動き、懐の深さは一級品で、そっちの方をもっと伸ばしてほしいと思うし、まだまだ伸びる要素は十分にある。

 今日、本人のブログで最終戦のドームのブーイングについて書いていた。

  「最終戦のブーイングは心に響きました。一人一人思いは違うだろうけど、少しは愛されていたのかなと勝手ながら思っています!」

 「でも札幌が昇格したのは素直に嬉しく感動しました!
J1で暴れちゃって下さい!!」

 コンサのサポーターの多くは上里のことを良い意味でも悪い意味でも気にしていると思う。そのブーイングは上里の心にいろんな意味で響いたのだろう。

 彼が今季どんな働きをするのか見守っていきたいと思う。


サポーターが待ってるCBの補強

2012年01月09日

 サポーターが待っているのはCBの補強

 これまでの新聞情報によると町田に行った薗田に断られ、福岡に行った古賀に断わられ、横浜FMに行った富澤に断られた。以前の新聞情報によると堀之内にも声をかけたようだが、堀之内はちょっと補強ポイントとは違うような気がするのでどうだろうか。

 未契約のCBでめぼしいところは残り少なくなっただけに三上さんがどう対処するのか注目だ。

 チームはできるだけレンタルで選手をとらないようにしているが、この際やむを得ずレンタルということも考えているかもしれない。

 J1ではセンターバックの3番手か4番手あたりを狙うことになるだろう。
また、確実なところではJ2のレギュラーを狙うというところだろうか。それでも多くの選手は契約を結んでいるのでそこからレンタルは厳しいかもしれない。

 ただ日本人枠での獲得がうまくいかないと外国人枠にも影響がある。もう一人のCBも外国人とかという最後の手段をとる可能性もあるのかもしれない。どうせなら豪州人のCBをもうひとりと言う考え方もある。

 また、チョウ・ソンファンのように韓国から選手を連れてくる可能性もある。

 昨年、J2の試合は結構見たが、J2のセンターバックでもいい選手はたくさんいた。大分の作田や富山の大宮からのレンタルの福田など、いずれも契約を更新しており厳しいだろう。

 オフィシャルにでていなく未契約かどうかわからないのがザスパ草津の中村、御厨、水戸の塩谷、千葉の名古屋からのレンタルの竹内あたりだが、はたして三上さんがどんな選手を獲得するのか気になるところである。

 そして今日、松尾の獲得が発表された。松尾はDFならどこでもできる選手で、さらには昨年はアンカーもつとめたことがあるが、CBとしては記憶がない。

 CBとしては使わず、サイドバックの控えとして使うような気もするがどうなるだろうか。

 そうなるといよいよ櫛引、奈良を先発として使う腹を固めたか。

 しかし、松尾はサイドバックの補強で今後、CB補強はあるような気もする。 


post by 孔明

21:22

コメント(8)

他のチームで力を発揮できていない選手を連れてきてJ1レギュラーレベルに力を引き上げるしかない。

2012年01月07日

 1月4日、5日にかけて石崎監督が各放送局に出演した。

 そのなかで前田のことを天才肌だの日本人にはない才能をもっているだのと褒めちぎっていた。他に移籍した選手のことは出てこないのかと思ったが、おそらくインタビューを受けた時点が公式に前田の獲得ニュースが出たすぐ後だったのだろう。

 監督のインタビューでも他のチームで力を発揮できていない選手を連れてきて、力を引き出すというようなことを話していた。

 確かにJ1清水でサブだった純平、FC東京で安定してレギュラーをとれなかった近藤は前の所属先にくらべて格段に成長していると思う。
 
 コンサの場合にはJ1でばりばり働いているような選手を取ることはなかなかできない。

 補強費がJ1最低レベルなので当然、埋もれた才能を発掘して他のJ1選手と同様なレベルまで育て上げなければいけない。

  才能がありながらでなかなかその才能発揮できていない選手

  前田や高柳、杉山、ノース、山本のいずれの選手もそれに当てはまるだろう。

  おのおのチームでは最近は先発で出ていなかった選手達

 これらの選手達をいかにレベルアップさせるのか。

  前田はレギュラーだったがもっと天才的なプレーができると思っている。

 高柳は怪我がちで持っている才能は凄いと言われていたが、なかなか作シーズンは出場の機会に恵まれなかった。杉山は曽ヶ端の壁が厚く出場できなかった。
 ノースは2人の日本代表クラスのCBの陰に隠れて出場がほとんどなかった。

 山本は才能があると言われながら、その才能を発揮させることがなかなか出来なかった。 移籍による刺激で才能が発揮されてくるという場合もあるだろう。
  フィジカルの鍛え直しで、才能が発揮されるという場合もあるはず。

 また、近藤のように子供の誕生のおかげという何らかのきっかけで、心機一転と言うこともあるはず。

 それらの選手をなんとかしてJ1で戦える選手にしなくていけない。

 サッカー版野村再生工場のようだがコンサの場合にはそんなことをしなくてはなかなか他のJ1と渡り合うことができないということも確かだ。


post by 孔明

20:17

戦略 コメント(2)

大島にはタメをつくる働きを期待する。

2012年01月05日

 昨日はFC東京からノースの獲得と新潟から大島の獲得についてオフィシャルで発表があった。

 ノースはFC東京の大本営、東京中日スポーツが報道していたので間違いないと思っていたが、大島は想定外。ポストが出来る選手と言うことで獲得したのだろうが、ここはジオゴを残すか外国人と思っていたのでまったく予想外だった。

 大島は説明がいらないほどの選手で、J2では山形やJ1では横浜FMで活躍した点取り屋。コンサも一度アタックしたが振られたという過去を持つ因縁の?相手。

 相手としたらかなり怖くてやられたことの方の思い出しかない選手だ。
 昨年は途中から千葉に移籍して移籍当初はオーロイに変わってワントップを努め、得点も決めていた。

 大島の評価は5、6年前くらいだったらかなりのものだったろうという声も聞くが、まだ31歳老け込む年ではないだろう。

 本来ポスト役が巧くて、足下の技術もしっかりしていてヘッドも強い。J1で活躍するかどうかといぶかしむ声も聞こえるが、得点をばんばん決めるという役回りで獲得した訳ではないはず。

 監督はおそらく前線でタメが作れる選手ということで期待してとったのだろうと思う。周りを生かして周りに点をとらせる。そんな役割を期待しているのではないだろうか。

  昨年千葉に移った当初は、千葉の救世主のように言われていた。オーロイが抜けて昇格争いで脱落しそうになるチームにあってトップでタメを作って得点もとって、チーム復調に兆しになっていた。しかし、その後は腰痛で出場機会がなくなっていた。

 昨年、終盤の千葉のゲームを見ていたが、大島入ったチームはかなり効いており、昇格争いではかなり優位に運ぶだろうなという印象だった。

 正直あの時点で大島をとれるとは千葉がうらやましかったものでもある。

 その選手がコンサに入った。過度の期待は禁物だが、過小な評価も必要ないだろう。個人的にはFWだからと行ってそんなに得点は期待していない。(得点は内村、近藤、前田、古田、キリノ?にとってもらおう。)

 正直カウンター向きの選手ではなく、足も遅い。しかし、ゲームを作れる選手であることは確かだろう。正直、タメを作って後ろが上がれる時間を作ってくれればいいと思っている。大島の活躍に期待したい。


私的コンサドーレ史7(バルデスのゴールは鳥肌が立った)

2012年01月03日

 コンサドーレ史上、一番印象深い試合といえばやはりこの試合をおいて他にはないだろう。

 1997年の5月25日の厚別での川崎F戦。

 もはやサポーターの間では伝説になった試合となったが、今思うと本当に鳥肌が立った試合だった。

 そのときのサポーターの声援、拍手は凄かった。足を踏みならす音もすさまじく厚別競技場から出た音はもの凄かったのではないだろうか。

 そのときも厚別のS席で見ていたが、2点リードされて、1点を返した当たりから周りのボルテージは一気に上がった。

 そしてロスタイムの左サイドのコーナー

 ディドが上がってきて本当に最後のプレ-だと感じた。
  しかし、その時の会場はやはり何かが起こる雰囲気で満ちていた。

  ウーゴのセットプレーから渡辺卓がなんとかすらしてバルデスのヘッドでゴール。

 会場の雰囲気は最高潮に達していた。

  そして延長戦。延長戦は完全にこちらのペース。会場の声援もVゴールがいつ決まるかと行った雰囲気を後押ししていたように思う。

  バルデスはVゴールの後、ゴール裏に一直線。

  会場全体が歓喜に包まれた。

  おそらくこの試合はコンサの試合のなかで一番忘れない試合になるような気がする。それだけ試合自体がミラクルもの。

 伝説になった試合と言われるのも十分にわかるような気がする。

 
  そして1997年10月22日厚別のナイターで初めての昇格を決定づける夜を迎える。


内村得点王になる。

2012年01月01日

 今日の日刊スポーツには内村のインタビューの記事

 タイトルは「内村得点王になる」

 内村は「やるからには大きい目標を立てたい。右足10点、左足7点 、頭で3点計20点。09の自身最高18点を超えて、昨季得点王ケネディの19点を超える」「それぐらいの意気込みでという意味」「前を向ける状況をいかに作れるか。あとはボールを持ったときの判断を、昨季より少しでも早くする。どこで離すのか、自分でいくのか。」「チーム何人が個として対抗できるかが結果につながると思う。それが2,3人ならまずJ2に落ちる。昨季は個人より組織優先だったが、組織より個。それぞれのスキルアップを結集した先に残留がある。」

 内村はJ1で通じるだろう。J1で残留するためには内村が点をとるかにかかっていると思う。内村も言っているがいかに内村に前を向かせるかだと思う。内村は4-2-3-1だとトップ下に入るだろう。トップよりはプレスが弱まるが、それでも相手を背負っては内村らしいプレーができない。

 前にスペースがあれば生きる内村。チーム全体に内村を生かすプレーができなければいけない。

 J1では個の力を強めなくてはいけない。監督もこのままの力では通用しないと言っている。補強で個の力を強めることは必要だが、大多数は昨年も選手達。レベルアップで個人個人の既存能力を上げることも必要。

  キャンプではかなり厳しいメニューが待っているはず。

 J1ではわずかなミスが致命的になる。ミスをできるだけ少なくすることと、パスをいかにつなげて前にもっていくか。そして攻撃に早さをつけること。守りではしっかりブロックをつくることはもちろんだがいかに前からプレスをかけて相手の攻撃を遅らせ守備をしっかり固める形にもっていくか。

 いずれにしても、今季はJ1で厳しい戦いが続く、思い切りコンサドーレ旋風をおこすんだという気概をもって臨んでほしい。


 ※ 2012年あけましておめでとうございます。今年も勝手にコンサを叱咤激励していきたいと思いますので皆様どうぞよろしくお願いいたします。


来季に向けて2(戦術編)

2011年12月31日

 J1に臨む来季、今年J2ではポゼッションをしっかりというより、しっかり守って速攻のイメージが大きかった。J1でどのように戦っていったらよいか、考えてみたいと思う。

 まず、身近なことで言えば、最終戦対戦したFC東京がJ1中位レベルと考えてそこを基準に考えると、監督も言っていたが、このままではJ1では戦えない。この対戦では勝ったが多くの問題点が浮き彫りにされた。

1 まずは、J1で戦えるだけの最低限の守るためのポゼッション能力をつけること。

  毎回、J1昇格する度に痛感させられたことだが、ボールを回されて疲れさせられ弱くなった所から攻められ、失点するというシーンを何度見せられたことだろうか。

 ポゼッションばかりすると攻撃が遅くなるという問題はもちろんあるが、J1では守るために最低限のポゼッションが必要。ようやく相手からボールを奪ってもすぐ、相手に渡してしまい二次攻撃をうけるということがよくある。

   そのためには前で収めてボールをつなげる工夫が必要。トップでボールを収めることが必要だが、それを素早くフォローする動きも必要となる。
  比較的プレスが少ないサイドで起点を作ることも考えた方がよいだろう。サイドバックあるいはサイドハーフのところでタメをつくりボールを回すということも有効だと思う。  また、相手のプレスをさけてボールをつなげることが必要。しっかりとした足下の技術と運動量が必要となる。

2 次にJ1で勝てる戦術を構築すること

    J1での戦いではかなり自陣に押し込まれた展開が多くなるだろう。ポゼョッションで有利にできない時にはここから勝利に導くためにはやはり素早いカウンターが有効だ。真ん中、サイドからどんどん相手のDFの裏を狙ってパスをだす。
 FC東京戦で行ったようにワンタッチ、ツータッチでボールをつなげスペースを狙ってサイドが走り出すという展開に持っていきたい。
 システムは4-2-3-1のチャレンジ&カバー、前からの厳しいプレッシングの基本は変えないだろう。しかし相手に巧いパスワークでかわされ、押し込まれる展開が多くなるはず。できればできるだけ前で奪って、そこから手数をかけない形に移行したい。
  シーズン初めはおそらく自然とカウンターの攻撃に頼らざるを得ないだろう。そのスピーを上げ、組織化することだ。徐々にポゼッションから攻撃できるようになればいいのではないか。 
  相手にポゼッションを許す場合には相手が「回している」プレーが多くなるはず、これをいかにこちらに主導権がある「回させている」状態にするのか。厳しい連動したプレスをかけて前にボールをださせない状態にしなくてはいけないだろう
 サイドからの攻撃もどんどん仕掛けてほしい。ドリブル突破できる選手が揃ったので積極的に前に行ってほしいところだ。
 
3  セットプレーからの得点を目指すこと

    セットプレーは得点のチャンス。今年はセットプレーからの得点が少なかった。セットプレーで点がとれればかなり有利になるだけに、セットプレーのチャンスを多く生かしたい。そのためにはキックの精度を上げることやセットプレーの工夫が必要だ。

4 攻撃は最大の防御となる。

 とにかくできるだけ攻撃の時間を増やしたい。押し込まれることは想定済みで、守備の時間が多くなることは予想される。そしてJ2の場合と違って、J2では外してくれたシュートも入れられる可能性が高くなる。しかし、攻撃力をつけなければなかなか反撃はできない。守ることも必要だが、攻撃に打ってでる時間を多くすれば、当然ながら守備に回る時間も少なくなり、失点の可能性も低くなる。カウンターを主体にするとしても大事な時間帯はポゼッションして攻めるなどチーム全体の意識と取り組みが必要となる。


    ※2011年もこのブログに来ていただいた皆様。どうもありがとうございました。今年はコンサにとって良い年でしたね。来年も勝手ながらコンサのことを書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えください。


post by 孔明

19:49

戦術 コメント(2)

意外なキリノ復帰のニュース。

2011年12月29日

 スポニチにはキリノ復帰の記事が。

 今年は韓国でKリーグに出ていた。12試合で2得点だったそう。

  「複数の関係者によると中国やロシアのクラブが獲得に興味を示していたというが、キリノ本人がJリーグ復帰を熱望していた。」

 しかし正直微妙な選択。 

 キリノ復帰とするとワントップでいくのか。それともサイドか。監督はどう考えているのだろう。

 キリノはスピードがある選手。前からのプレスでボールを奪い素早くショートカウンターという戦術をものにするためだろう。

 そうなるとジオゴの去就が問題となる。さらにジオゴを契約継続させキリノや内村をフォローさせる形にするのか。

 キリノ復帰は確かにお金がかからない。保有権はコンサにあるし、あとはキリノへの年俸だけだ。しかし、キリノはJ1で活躍できるだろうか。あのスピードは確かに通用すると思う。カウンターが主体になる来季。周りがうまくフォローしてやれがやれそうな気もするが。

 知らない選手よりもよいということもある。J2で19点を取ったという実績もあるだけに、最善の選択ではないが、良い選択とも言えるような気がするがやはり微妙か。

  しかし、J2でもボール扱いはうまくなかった、J1で活躍するとは正直?だろう。

 まだ、スポニチのスクープだけなので疑ってかかる方がよいと思う。

 正直外国人には期待していただけにちょっと意外なニュースだった。


山下のC大阪移籍に思う。

2011年12月27日

  山下がC大阪に移籍した。

 今朝道新に移籍するという記事が載ってびっくりしたところだった。

 寝耳に水というか、そんなことは全く考えていなかっただけに、完全に驚かされた。

 狙っていた磐田の古賀も福岡に決まりという報道が出て今日の夕方までは完全に「逆祭り状態。」。入ってくる3人が発表されて少しは癒されたがそれでもダメージは大きい。

 HFCも山下の移籍を受けて早めに前俊、高柳、杉山の移籍を発表したのだろう。

 それにしても、レンタルじゃあるまいし、完全移籍した選手がまた元のチームに戻っていくなんてことは聞いたことがない。

 山下も奥さんも関西人でやはり関西が良かったと言うことなのだろう。本人のコメントでC大阪は特別と言っていたが、C大阪が帰ってきてほしいと言ってきたタイミングがうまくあったということらしい。それでも相当心が揺れて悩んだ結論だったらしい。

 それにしてもC大阪も今更なんでといった感じがする。(C大阪の強化担当はあの梶野か?)山下は新婚旅行に行っていたからてっきり契約を済ませていたのではないかと思ったのだが、そうではなかった。

 プロとして契約社会に生きている以上、山下には怒りもなにもない。やっぱり選手として育ったところが一番ということなのだろう。しかし、コンササポーターとしては残念な思いは強い。

 1年契約でコンサにきたわけではないと思うので残りの契約期間の違約金が払われるのだろうが、純粋に山下は来季のセンターバックの主力と考えていただけに非常に痛い移籍だ。

 決まったことなので仕方がないが、毎年こうDFラインが抜けることで監督も頭が痛いだろう。 代わりの選手を取らなくてはいけないだろうが、三上さんもかなりのハードワークが必要となる。もっともCBもリストアップはしていてその順番に声をかけるのだろうが、山下と同程度の選手を連れてこられるかどうかはまったくの疑問。

 ただ、ある程度の力を持っていればJ1のレギュラーになれるということで、コンサに
来る選手はメリットが大きい。このメリットを生かして来てくれる選手はいないだろうか。

 補強はまず外国人のセンターバックを考えているだろう。そしてもう一人にはある程度経験のあるCB。

 しかし中途半端なCBを連れてくるなら思い切って櫛引、奈良を起用した方が良いのではないか。彼らは十分に力がある。彼らをJ1という舞台で競ってやらせればきっと大化けしてレギュラーに定着してくれるものと考える。

  サポーターもなにくそって言う感じで応援に力が入るはず。特にC大阪戦には。なにかJ1の舞台で燃えさせてくれるものを感じさせた山下の移籍だった。

 勝手に叱咤コンサ外伝  


費用対効果を最大限に上げた補強を

2011年12月25日

 1月号の月刊コンサドーレ

 昇格記念号と名を打って記事が豊富

 監督のインタビューや覆面記者の座談会

 平川氏のゲキ辛ゲキペンもいつもは1ページだが、2ページにわたってい
た。

 平川氏はそこでFC東京戦の素早い攻守の切り替えがFC東京のポゼッションを吹っ飛ばしたと書いている。ただ、カウンターは大きな戦術になるがポゼッションはやはり必要として、ロングボールを1人でものにしてくれるストライカーがいないならゴールまでポゼッションをして自分たちの時間帯をつくることが必要と書いている。

 思えば2008年のJ1のときもそうだが、J1では前線でキープできず、すぐボールを奪われ、守備に追われてしまい、守備が破綻してしまうことがよく見られた。

 ここがいつもJ1では課題として大きく立ちはだかる。

 やはりJ1ではある程度のポゼッションができなければいけない。

 そのためには前線あるいはサイドでためが作れる選手を補強したいところだ。

 スポーツ新聞に出ていた前田はサイドで起点になれる選手だし、高柳もキープ力がある選手らしい。

 そして外国人をどうするのか。ジオゴを残すのか残さないのか。できればやはりトップでためをつくれる外国人がほしいところだ。 

 やはりJ1ではボールをできるだけ保持する時間がないと苦しい。

 補強費用ははっきりいって他のJ1チームと比べようもないくらいに少ない。

 しかし、残留とい結果は誰にでも求められる。

  補強選手の話はなかなか出ていないが、これから怒濤の発表ラッシュがあるだろうか。

 それにしても費用対効果を最大限に上げた補強をしてほしいものだ。


post by 孔明

20:00

戦略 コメント(2)

来季に向けて1(戦略編)

2011年12月23日

   J1に臨む来季。厳しい戦いになることは明らかだろう。
 今後補強がどう進むのかはわからないが監督も言っているように今の戦い方ではすぐ降格が見えてくる。
  来季はどう臨むか戦い方について考えてみようと思う。

1 順位の目標を高く持つこと。

  まずは残留が現実的な目標だが、やる以上は目標は上にした方が良い。岡山がTV番組で言ったように大きくACL出場を目標(3位以内)にするというのもあるがやはり厳しいだろう。J1でも優勝すると言って最下位に転落させた未熟な指導者も過去にはいたが、やるからには上の目標を掲げる言うことでモチベーションを上げることもいいかもしれない。J1で賞金が出る(1,000万)のは7位からだから賞金に出る7位を目指すということで目標を持ったらどうか。

 過去5年間のJ1の7位の勝ち点の平均は51.6。故に上は勝ち点52を目指す。
  また最低ラインは当然残留すること。J1の残留ライン15位は過去4年間で平均勝ち点で37.75(2007年は勝ち点が32と極端に低い数字だったのでデータとしては採用しない。)
これを上に丸めて40とする。
 ということは勝ち点40が最低目標となる。勝ち点は40以上に早く到達させてそれ以上を目指すことにする。ゆえに40<X<52となる。

__2  チーム個々の選手の能力を上げることと組織的な戦術の底上げをすること。
   
 やはりJ1の選手はレベルが高い。個々の能力を上げると行っても簡単に上がるものでもないが、今年の近藤のようにサイドをさせたことでプレーの幅が広がったという例もある。普段の練習ももちろんだが、違ったポジションを経験させたり、いろいろな刺激を与えて少しでも選手のレベルアップを図ってほしい。
 組織的な戦術もキャンプでしっかりとJ1応用編をやってほしい。大幅なメンバーの入れ替えはないのでやりやすいはず。個々の力で弱い分は組織でカバーするためにも組織力アップが必要

3  ホームでは絶対に勝つこと。

   勝ち点はやはりホームで稼がなければいけないだろう。今年のJ2でのホームの成績は19試合13勝3分け3敗勝ち点42とたいへんよい成績だった。J1ではこうは行かないと思うが、観客動員数のことも考えるとホームではできるだけ多く勝利しなければいけない。
  根拠はないが例えば2勝1分け1分けペースで行けば17試合を8勝5分け4敗位の勝ち点は29。アウェイでは3勝2分け12敗でいくとすれば勝ち点は11。合計40となり、残留最低限の勝ち点40をとることができる。ホームでは2勝1分け1敗ぺース以上。アウェイでは1勝4敗以上のペースでいければよいのではないだろうか。アウェイではなかなか勝てない試合が続くと思う。ゆえにホームの多くのサポーターの声援のなかいかに勝つかということを考えた方がよいと思う。

4 スタートダッシュを図ること

    今年はスタートダッシュに失敗した。
  徐々に調子を上げていったが、シーズンの序盤は苦しんだ。
   J1ではスムーズにスタートを切れないとそのまま沈んでしまう可能性が高いだろう。幸い来シーズンはJ1では多くの監督が代わり、シーズンの序盤はまだチームの戦術が固まっていないところが多いはず。
 そのため監督が言うようにスタートダッシュをかけて勢いに乗りたいところだ。
  まずはスタードダッシュを目指して頑張ってチーム力を上げてほしい。

5 勝てる試合を勝つこと。負ける試合を引き分けに持ち込むこと。

    当たり前だが、勝負強くなるということ。勝てる試合を後半のロスタイムで失点したり、複数得点をしてリードした試合を落とすことになるとダメージが大きい。勝てる試合は最後まで前線でボールキープしたり、守備に集中して守りきること。逆に負けている試合はなんとか引き分けに持ち込むこと。終盤までの粘りが肝心となるだろう。


三上強化部長の慧眼ぶりが鳴り響いている。

2011年12月21日

  先週のサッカーダイジェストの記事
 加部究氏の「フットボール見聞力」が助っ人の補強について記述していた。

 タイトル「今後の助っ人補強に不可欠な眼力」として欧州では事実上外国人枠は消え、そこにブラジルの好況が重なってますます一線級のブラジル人獲得が難しくなってきたとして各クラブ強化担当がブラジルの現況と予算との折り合い、より選手を見極める目が必要と言うことを書いていた。そのなかでコンサの外国人の補強に触れ、無名のダビそしてダニルソンを獲得してその選手達が大活躍したということでコンサの「三上強化部長の慧眼ぶりが鳴り響いている。」と記述していた。

 サッカー界では三上部長の選手を見極める目に対しての評判が凄いらしい。

  Jリーグでは強化担当としての腕は超一流ということなのだろう。 

 確かに三上強化部長の眼力はすごい。おそらく三上強化部長のところにはたくさんのエージェントの方から売り込みがあるのだろう。そのなかから日本で活躍するであろう選手を選択するのも凄いこと。また独自にコロンビアルートなどを開拓してくることも素晴らしい。

  ホスンの件は三上強化部長の直接の手柄ではなく韓国にも行ってホスンを見てきた赤池コーチの手柄かもしれないが、補強責任者としてももちろんグッドジョブ。

 たまには失敗もあるけれど(ノナト、チアゴなど)、外国人だけではなく、日本人だって今年の山下の補強は十分にJ1昇格に寄与したものであった。

 彼の功績をお金に直すとダビやダニルソンの移籍金で何億ものお金をHFCにもたらしている計算になる。

  これまでもユース年代が育ってきて、トップチームの主力を担ってきている。これに変わらぬ補強力があれば今後のJ1定着も可能性はあるだろう。

  北のプロビンチャの生きる道としては三上部長の力がこれまで以上に必要

 心配なのは三上強化部長が他のチームに取られること。
 これが絶対に阻止しなくてはいけないこと。彼には長年コンサにいてほしいものである。


post by 孔明

20:27

強化部 コメント(4)

今年を振り返る(FW編)

2011年12月19日

    FWはシーズン当初はポストになる選手がおらず、苦労したポジション。内村がかかと痛で戦列を離れてから三上が入って戦ったがなかなか上昇気流に乗れなかった。その後純貴が結果を出したりしたが、夏場にジオゴが入って結果を出したポジション。

 三上は序盤トップを任されてある程度結果を出した。しかし、中盤以降なかなか出場の機会がなく、サイドハーフとしても起用された。
 彼はやはりトップで輝く選手だと思う。ただ、ワントップではなかなか厳しいか。もともとキープ力があるだけにサイドハーフとしての出場も狙った方がいいと思う。

 内村は序盤はかかと痛で出場できない試合もあったが、レギュラーに定着するとしっかり結果を出してくれた。シーズン12ゴールと自己最多にはならなかったが、大事なところでもゴールなど「エース」としての働きは見事だった。
 スピード感あふれるプレーはJ1でも魅力。しっかり結果を出してくれると思う。

 ジオゴはシーズン途中でチームのウイークポイントをしっかり修正してくれた。ゴールは3ゴールとわずかだったが、アシストもあり、決定的な仕事をしてくれた。まさに昇格に必要だった選手。プレースタイルはブラジル人らしからぬ、オレがオレがというタイプではないがしっかりと結果を出してくれた。 

 純貴は内村が怪我の時、チームが苦しいときに出場して初ゴールを上げた。厚別でも1試合2ゴールをして期待させてくれたが、その後は出場機会にも恵まれず、結果は出せなかった。今年は初ゴールは記録したがまだまだ満足がいくものではなかっただろう。来年はJ1での戦い。活躍次第では注目される舞台。是非活躍してほしい選手だ。

 上原は大事なところで出場して決勝ゴールが2つと結果を出してくれた。特にアウェイの横浜FC戦の決勝ヘッドは彼の身体能力の高さを見せてくれたもの。FWにサイドバックにといろんなポジションをやったが、やはり彼はトップの位置が様になる。彼の身体能力はまだ十分に発揮していないと思う。来年はさらに伸ばしてほしいと思う。

 中山は怪我の影響で今年はベンチに入ったものの1試合も出場がなかった。しかしピッチ外での活躍は相変わらず。岡山とともに、チームを一つにまとめ一つの目標に進めた功績がある。また外部に発信するPR効果もさすが、やべっちFCではやはり中山がセンターに入ってビールかけをしている姿が使われていた。

   やはりゴン効果はさすがのもの。戦力としても、マークを外す動きとか、点で合わせる動きには長けているのでしっかりと怪我を治して来季はJ1のピッチに再び戻ってほしい。


残念な結果になったが、これから次のステップに上がろう。

2011年12月17日

 残念な結果になった。

 今日のU-18のチャンピオンシップ

 惜しくも全国2位だが立派なものだろう。

 全国制覇は後輩達に託そう。いずれその時が来る。


 今日の試合内容は奈良のスライディングがPKを取られてそこからリズムが悪くなって、すぐ相手のコーナーから2失点目。3失点目は前掛かりなったことでカウンターを決められたのでやむを得ない失点。

  前半は相手の鋭いカウンターに押され気味でそれを警戒したのか、なかなか枚数をかけた攻めができなかった。

 後半は一転して相手が攻勢をかけてきた。そこをいなせなかったことが後悔される。

 ただ最後に中原がゴールをしてくれて少しは溜飲が下がった。

 一生懸命にやって全国2位だったんだからりっぱなものだろう。

 前半から動きが悪かった。しつこさも相手の方が上だった。こちらはタレントがたくさんいたが、なにしろきれいなサッカーをしすぎたと言う感じだろうか。もっとどんどん前から体を張ったプレスをかけて押し込みたかったところだ。

 1点を返してから終盤にみせた全員が前を向いた執念のサッカーを前半から見せてほしかったところ。

 ただ、最後までロングボールに頼らずにつなぐサッカーで押し通したことは好感がもてた。四方田監督のしっかりとした継続した指導が行き届いていることが十分にわかった試合だった。

 3年生は5人のトップに上がる選手やこれから他の大学等に行く選手もこの経験を生かして次のステップに上ってほしい。
 
  そして2年生や1年生は来年全国制覇を目指してほしい。2年生や1年生も多くの有望な選手がいる。先輩達に負けずにトップチームを目指して頑張ってほしい。


  ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。 


post by 孔明

17:36

ユース コメント(2)

今年を振り返る(MF編)

2011年12月15日

 シーズン当初はアンドレジーニョやブルーノが入っていたが後半から完全に日本人だけのポジションになった。

 ボランチは前半は芳賀と宮澤・ブルーノのコンビ。

 芳賀が怪我をしてからは河合と宮澤のコンビが多かった。また岩沼もボランチをやっていた。

  サイドハーフの一つは砂川は固定でもう一つのポジションを古田・近藤のいずれかで担った。

 トップ下は序盤はアンドレジーニョ、内村が復帰してからは内村が多かった。

 芳賀は怪我が心残りだった。だましだまし我慢して出場していたようだがついに怪我をして戦列を長期に離れてしまったことは誠に残念。
  芳賀はいつものように精一杯動いて精一杯働いた。今年もそんな印象が強かった。
 彼がいるおかげで中盤に穴が空くことがなかった。最終戦でやってしまった(怪我をしてしまった)とスポーツ新聞に書いてあったが、万全の状態で開幕を迎えてほしい選手だ。

  河合はDF編でも書いたが間違いなくコンサのMVP。

  ボランチに移ってもボール奪取力は素晴らしく、プレスにいく姿は迫力そのもの。押されていてもパスカットして攻め上がる姿はまさに鬼気迫るものがあった。来年もボランチになるだろうが、チームの中心としてチームをまとめてほしい。

 宮澤は怪我をするまではなかなかよいプレーをしていた。これまでのポカが少なくなり、起点になる動き、正確なパス、決定的なチャンスもたびたび作り出していた。しかし、怪我の後はもとも宮澤にもどったかのようだった。 来年はJ1で注目されるだけに活躍すればオリンピック代表にもなる可能性があるので頑張ってほしいものだ。おそらくこのポジションには強力なライバルが入るはず。このライバルをけ落としてでもポジションを確保できるかどうかが焦点だ。

 砂川はビールかけで「僕がJ1に上げた」と言っていたが、まさにMVP級の活躍。砂川がいなかったら昇格はかなわなかったに違いない。

 先発に固定されて、サイドからのクロス、そして大事なときにはゴールも記録した。アシストランキングではJ2上位(サッカーダイジェスト選定では5位)。また、キッカーとしても活躍した。彼の活躍は非常に大きかった。

  そして古田は大きな期待をもって今年を迎えたが、結果はそれほど残せなかった。しかし、アウェイ湘南戦のゴールや最終戦のアシストとなったスペースへの抜けだしなど終盤になって本来の動きを見せて、来年につながるプレーをしたことは収穫。J1では彼が活躍できる舞台が整っている。J1ではカウンターがかなり有効になることからスペースがあれば生きる古田には活躍の場が多くなることは間違いないだろう。 

 近藤はFwとしても起用されたが、プレースタイルが良い意味で変った。家族のおかげと言っていたが、娘のゆめあちゃんが勝利の女神だった。そのおかげで強弱をつける動きがうまくなり、これまで不得意だったタメを作るプレーもこなしていた。かといって豪快なキックも健在で一頃はチームのファーストシュートは必ず近藤といった感じで試合に入っていたくらい。J1ではFC東京時代とは一回り二回りも違った近藤を見せるチャンスだ。 

 岡本はまさに切り札として活躍した。特に途中出場で勝負を決定づけたゴールを何度もしたことは素晴らしかった。苦しいときに前でタメを作ることで何度も助けられた。独特のリズムで相手を翻弄するドリブルはスカットさせてくれた。気がかりなのはボロボロな膝。だましだましやっていて、出場していない時でも膝にアイシングをしている姿は痛々しかった。J1でも頼る場面が多くなるだろし、活躍してもらわなければいけない選手だ。 

 ブルーノは序盤はよく使われたが、怪我をして長期に戦列を離れてから1度もベンチにすら入らなかった。能力は持っていただけに惜しい選手だと思う。守備があまりうまくなくて使いづらかった面もあったが、攻撃面で高い能力をもっていただけにもっと使ってほしかった選手だ。

  アンドレジーニョも使い方によってはもっと活躍できた選手。選手との相性やポジションを考えて使ってほしかった選手だ。


J1昇格したがその要件の増資は大丈夫か。

2011年12月13日

 昨日Jリーグ理事会で正式にJ1昇格が決定された。

 あらかじめHFCはJリーグに来年の債務超過の解消手段としてダニルソンの移籍金を今年の収入に入れて黒字決算をして、来年は増資して債務超過を解消する計画を出していたそう。それが承認されてのJ1昇格決定

 しかしチェアマン曰く(Jリーグは)「増資の実行と2012年度の事業計画の達成、また昇格承認に際してJリーグ事務局による増資の実行状況と月次の予算実績を確認することとする要件を付けています。」

 Jリーグは経営が不安定と見たのか本年度決算で見込まれる債務超過額を上回る規模の増資の実行と、月次の予算実績を確認することでOKを出したらしい。

 ダニルソンがいなかったらいったいどうするつもりだったのかと心配もするが、まあ移籍金を得ることができるというのは我チームのスカウティング技術の高さを示すもの。北のブロビンチャにはそういったことで徐々に力をためていくしかないので、移籍金もチームとしてはりっぱな資産。

 気になるのは来年増資できるかということ。

 2007年には禁じ手とも言われた増減資の最終手段で、債務超過状態を解消した経緯もある。

  J1に上がったからと言ってそう簡単には増資が可能ということにはならないと思う。

  また、ダニルソンのように選手を移籍させてその移籍金を儲けるというのも毎年毎年はかなりきつい。

  朝日新聞によるとサポーター持ち株会への増資要請などをするそうだが、簡単に何億も集まるだろうかという心配もある。

  また、それ以外にも来年再び債務超過にならないためには観客数の増加や広告料収入が必要。

 観客数で言えば、

 今年の観客動員数は199,162人。目標の21万人には届かなかった。しかし、これは震災での影響で、平日ナイターのドームが多かったこと。夏場調子がでてきたころにドームでの試合が少なかったことで、通常の昇格年ならもっと観客動員数は上がっていて目標は楽にクリアしただろう。

 それではJ1に上がったらどうなるかだが、直近のJ1(2008年)での観客動員数は1試合平均14,000人余り

  思ったよりも伸びていない。その年はまったく成績がふるわずホームで勝てなかったことが災いしたが、来年はまずは今年のようにホームで強いところをサポーターに示さなければいけないだろう。

  広告料収入は新規スポンサーの獲得と既存スポンサーの広告費用の増額。石屋製菓は今年の1.5倍出すと言ってくれているが、それだけは足りないはず

 新規スポンサーははたしてつくか。確かにJ1になって追い風が吹いたと思うが、それでも画期的なものになるだろうかは疑問。

  前回の昇格時には石屋製菓の不祥事からニトリが新規スポンサーになってくれたが、そんな大口のスポンサーがでてきてくれるかどうか。

  J1になったので再びニトリにお願いするということも可能かもしれない。また、最終戦のあの入場者数はサポーターの人数の多さでスポンサーを説得する根拠となるだろうか。

 いずれにしても増資のため、経営健全化に向けて遮二無二資金を集めなくてはいけない。

 まずはHFCの増資要請を受けて受けて持ち株会が新規会員の募集をするということになるのだろう。どれだけ集まるかわからないが、2,3億は集めなくてはいけないではないだろうか。もちろんサポーターとしては協力しなくてはいけないだろう。

 HFCとしては厳しい道が続くが、Jリーグで決められた昇格要件のクリアのため、経営健全化に向けてしっかりと実行に移さなければいけない。
  


post by 孔明

20:04

経営 コメント(7)

J1昇格正式決定。そして今後は補強の話に移っていく。

2011年12月12日

  まずはJリーグ理事会でJ1に正式に昇格が決定された。

 もしかしたら債務超過問題でなにかクレームがつくかと思ったが何もなくて一安心。これで晴れてJ1復帰。

  そしてサポーターの関心はこれからの補強の話。

 川崎を退団したジュニーニョをとるとか、大分の前田をとるとか、新聞からいろんな話題が出てくる時期になったが、今が強化部の一番忙しい時期。この時期が来季の戦力を整えるための本当に重要な時期となる。来季はJ1で戦うのでよほどしっかりした補強しなければいけないだろう。

 J1で戦うことになれば全部が補強ポイントとも言えるのだが、補強費も少ないことから他のブロガーさんも言っているとおり、補強は層が薄いところにピンポイントの補強をするしかないだろう。

 自分が考えるにやはりDF、ボランチ、FWのセンターラインだと思う。そしてできればサイドハーフの補強もしたい。

 CBは河合をボランチで使うと、経験の少ない山下と櫛引、奈良
彼らの能力は十分にあるが、特に櫛引と奈良は若いので、経験の少なさを補完する意味での補強が必要となるだろう。
 
 サイドバックも層が薄いポジション。特に左サイドバックは岩沼の控えが見当たらない。 ボランチはボールを捌く方のボランチ。宮澤の能力がボランチではうまく発揮されていないように思われるので彼と競わせるか、彼を前に押しやるかというくらいの能力を持った選手がよい。
 
 普通に考えれば外国人での補強ということになるのだろう。

 FWはジオゴをどうするのか。J1ではジオゴは厳しいと判断して、ポスト役の外国人を改めてとるかどうか。 

 できればサイドハーフもほしいところだ。砂川、古田と競う選手、プレースキックのうまい選手がとなるだろう。

  日本人ならJ1でレギュラークラスは難しいだろう。とるとしてもレギュラーではない契約満了選手からという形になるはず。一番良いのはJ2のレギュラークラス、活躍している選手に絞って獲得した方がいいかもしれない。 

 レンタルで出している上里、キリノ、ダニルソンをどうするのかも気になる。

 ダニルソンは名古屋に完全移籍することとなっているようだが、上里、キリノをどうするのか。

 レンタルを継続させるのか、それとも帰ってくるのか。これは来年のチーム戦術をどうするのかによって変わってくるものだ。

 サポーターの関心も次はどんな選手がくるのかというところに変わってきている。

 新聞で活字になるたびサポーターは踊らせられるのだが、結果としてよい補強となってくれれば一番良い。


post by 孔明

19:47

J1昇格 コメント(2)

今年を振り返る(GKとDF編)

2011年12月10日

  昨年とがらっとメンバーが変わったのがこれらのポジション

  GKは高原が戻ってくるまではぎーさんの予定だったが開幕直前の怪我でホスンが正GKに。

 ホスンは開幕戦こそ危なっかしい面を見せたがそこからどうして大活躍してスカパーのJ2ベストイレブンではベストGKに選ばれた。

  彼の良さはセービング能力。普通のシュートはもちろんだが危ないシーンもことごとくセーブする反射神経のよさ。その身体能力は凄いものがある。大舞台にも強くてプレッシャーがかかる試合にも平常心で臨めるメンタルも強い。

 そして試合に出る毎に成長していった。はっきり言って同じ韓国人の徳島のオ・スンフンと比べて見てもものが違うという感じ。

 足りないのはフィードの正確性。特に苦しい時間帯に簡単にタッチを割る難しいキックをする癖は改善してほしいところだ。

 ぎーさんはリーグ戦では水戸戦の2試合に出場した。安定感は十分で彼がサブに控えていると言うことで監督も安心していたに違いない。

  ぎーざんが怪我さえしなければホスンも試合になかなかでれなかっただろうし、ホスンの成長もなかったような気がする。

 曵地はホスンとの正GK争いに敗れてサブが多かった。1試合でも出場した
かっただろう。今は怪我を治してその悔しさをぶつけてほしいところだ。

 高原は結局1年間リハビリと手術、リハビリで終わってしまった。悔いの残る1年になったと思うがまだまだやれる年齢。しっかり怪我を治して正GK争いをしてほしいと思う。

 DFは総入れ替えだった。CBは河合、山下のコンビでスターとしたが櫛引の成長もあって途中から櫛引、山下のコンビに。そして最後は奈良、山下のコンビになった。

 河合は間違いなく今年のMVPだろう。彼の活躍は特筆すべきもの。前半CBを山下と組むことによって、山下の能力をうまく引き出していた。

 山下は守備の中心選手に成長した。
 危険なところに体を投げ出してスライディングにいくプレーや。体の強さポジショニングも素晴らしかった。欲を言えば、セットプレーで得点がほしかったところだが、来年に期待しよう。

 櫛引はシーズン途中からCBとして活躍した。終盤になって年代別の代表になって帰ってきたらポジションがなくなっていたというかわいそうな状況に陥ったが、プロとしての厳しさも味わっただろう。

 彼のすばらしさは1対1での強さ。そして読みの鋭さ。来年は奈良との争いになるだろう。サポーターからはボランチの能力も開花させてほしいとの声もあるが、今野のようにCBとボランチの両方をやれる選手になってほしいものである。

 岡山は出場は5試合で先発は1試合と見せ場は少なかったが
なによりチームのムードメーカーとして大活躍した。あそこまで個人でチーム全体のモチベションを上げることできる選手はいないだろう。チーム一体になって昇格という目標に到達できたのも彼がいたおかげといっても過言ではないはず。なにしろ昇格できないと来年コンサのユニフォームは着ないと退路を断っての今年。なかなかできるものではない。
昇格請負人という称号は彼にこそふさわしいもの。

 奈良は終盤の昇格がかかった大舞台で落ち着いてプレーしただけでも特筆すべき。そのなかでしっかりと結果を出したのは、凄いことだ。

 ユース出身の選手は入団してからユース年代に比べて伸び悩む傾向も見られるが、彼にはそんな心配は必要ないだろう。

  サイドバックは純平と岩沼。そして日高、西村

 純平はサイドバック以外にもいろんなポジションをやらされていたが、サイドバックでも守備に攻撃にと活躍した。 

 目を見張ったのは守備力。はっきり言って守備は期待していなかったのだが、体を張っての守備には感動させられた。得意の攻撃でも果敢な攻め上がりを見せていた。清水では出たりでなかったり悔しい思いもしたそうなので、今からどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。

 岩沼はしっかりとそのポジションをキープした。ボランチをやることも多かったが、守備では相手の突破をよく防ぎ、しっかりとした対応をしていて、守備力のアップに貢献した。攻撃では良質のクロスを上げていた。ただ、課題も多い。

  クロスの精度が昨年よりも低くなったような感じも受けたし、攻め上がるタイミングももっと早く決断しなくてはいけないだろう。

 来年は層の薄いプレースキッカーにも立候補してほしい。

 日高はもっぱら控えとして出場した。両方のサイドをやったが、得意なのはやはり右だろう。攻め上がりのスピードはよいものを持っている。トップスピードに乗ったクロスもどんどん上げてほしいものだ。

   西村は笠井と競争する形でキャンプから練習生として参加して契約を勝ち取った。開幕戦に出場したが怪我もあり、その後リーグ戦には出場できなかった。日本人として唯一の契約満了選手になったが、まだまだできる選手。今後に期待したい。

   それからチアゴはまったくの期待はずれ。1試合もDFとしての出場がなく終わった。


今年を振り返る(監督と戦術編)

2011年12月08日

  3年目で結果を出さなければいけなかったシーズン。最後は見事に結果を出したが、かなり苦しい道のりだったろう。

 当初から連敗して、順位では18位になったこともあった。そこから追い上げて昇格圏に入っていったのは見事だった。

 ポゼッションを指向した監督の基本戦術はチャレンジ&カバー。前線からのプレスとショートカウンター。

  そして今シーズンはまずはしっかりとした守りを重点に置いた。失点数がリーグ2位というのもうなずける。

  シーズン当初は攻撃に行って前掛かりになってカウンターを受けると言うことも多かったが、それも徐々に改善していった。

  フォーメーションは4-2-3-1にこだわった。

 中盤を厚くして、ボールを保持してラインを上げて数的有利をつくることを目的としたためと思われるが、うまくいっていないときにはサポーターから批判の対象にもされた。

 しかし、得点を取りたいときには序盤はチアゴを前線におく「チアゴ大作戦」やパワープレー、後半は試合途中に3-5-2にして前線に厚みをかけて点を取りに行くこともした。

 今年はなりふり構わず攻撃に行った場面も多かった。しかし、基本の4-2-3-1のフォーメーションは頑として変えなかった。

 今シーズンは相次ぐ選手の移籍でDFは一からの作り直し、立て直す時間がないまま開幕し開幕戦に敗戦。

 だが、震災による中断期間の影響があり、チーム力を整える時間が1ヶ月半できたことは幸いだった。


 結果は出したとは言え監督の本心では思ったような戦術はとれなかったに違いない。

 よく今年の監督の采配を示す言葉として「理想から現実的」な采配になったという言葉が使われるが、監督としては必ずしも本意ではなかったのではないか。

  これは試合の多くが守ってカウンターということ形になってしまったこと。

 監督は今年のターニングポイントになった試合はサポーターから罵声が飛んだ室蘭でのFC横浜戦を挙げたが、そこから徐々にブルーノやアンドレジーニョを優先して試合に出場させることはしなくなった。 

 そしてそこからより勝負にこだわった采配をしたのではないだろうか。

 また、より攻守の切り替えの早さを求めた。

 それは後半になって内村が完全復活したことが大きかったのだが、カウンターがより大きな武器になっていた。

 負けた対戦チームには不思議がられ「シュート数は少なく被シュート数は多く」。相手に攻め込まれながらも最後にはなぜか勝っている札幌」とまで言われた。

 守ってから決めるところはしっかり決めて勝つサッカーは今シーズンのコンサのサッカーとなった。

  だが、来季、J1と太刀打ちできる戦術としては監督はアウェイの京都戦0-4で敗戦した前半30分までの試合を90分やりきることと明言している。

 確かにあれだけ前に前にプレスをかけて相手からボールを奪い素早く攻める攻撃。ポゼッションを高めてシュートをする攻撃は理想だ。ただ、やはりJ1相手ではFC東京戦のように押される展開が多くなるだろう。

  近藤は「J1で戦うならばやみくもにプレスをかければあっさりとかわされる。」と言っていた。どうやって守って相手のボールを奪うのかを追究しなくてはなかなかJ1で勝つことは難しい。

 理想と現実の狭間でどう戦うのか監督の手腕がより試されるシーズンになると思う。


今年を振り返る(戦力補強編)

2011年12月06日

 リーグ戦3位で昇格を決めたコンサ。勝手に今年1年を振り返り、来年の展望をしてみたいと思う。

  まずは戦力補強編

 一言で言えば今年の戦力補強は日本人はうまくいったが、外国人の当たりは少なかったと言えるだろう。 

 ポジション的には2010年度にFWを多く加入させたためか2011年度のFWは三上のトップ昇格と途中加入の出場のジオゴとレモス、榊
  MFはブルーノとアンドレジーニョ、河合、荒野、前
 DFは日高、チアゴ、山下、櫛引、練習生からの西村、途中加入の岡山、奈良、小山内
  GKはぎーさん、ホスン、阿波加

  そして砂川の再契約もあった。思えばこの砂川の再契約がなければJ1昇格への道はさらに厳しかったに違いない。

 やはり強化部としてはDFに多くの移籍が出たためにDF陣により多くの選手を補強せざるをえなくなってしまったことが大きな誤算だったのではないだろうか。

 そしてDFの総入れ替えは大きな賭だった。

 案の定チアゴは太りすぎで動きが鈍くDFでは使えずに当初ボランチで予定していた河合と山下の組み合わせとなった。

 山下はセレッソでほとんど出場機会がなくて使えるかどうか不安だったが、強化部の目は見事だった。彼の才能を見抜き、完全移籍させたことは素晴らしかった。

 やはり失敗はチアゴ。事前調査が不十分だったのだろうか。DFで使えずにFWしか使えなかったことは、誤算だった。

 櫛引が1年目でレギュラーをとったのは嬉しい方の誤算だったろう。1年目から活躍するとは思っていなかったはず。

  そして一番の補強は河合。しゃべるのは得意ではないが、キャプテンとしてピッチの内外での他の選手達への発言力、指導力は抜群だった。河合がいなかったらと思うとぞっとするようなこの1年だった。河合を獲得できたのは強化部の一番のグッドジョブだろう。

 そして昇格に向けて勢いをつけたのは岡山の補強。正直、現実の戦力はさほど大きなものではなかったが、それ以上にメンタル的なことでチームに貢献したことは大きかった。昇格請負人という名前は伊達ではなかった。

 当初は過去のそれは運だけだったのではないかといぶかって見ていたが、スタジアムでの振る舞いを見たり普段練習している状況をマスコミから聞くになるほどと思わせるものだった。彼を獲ったことも大正解だった。

 また、2種登録の選手の活躍は奈良。終盤、あのプレッシャーのかかる中で不動のCBとして完全にレギュラーに定着した。

 MFのブルーノとアンドレジーニョの外国人2人は力がありながらそれが十分に発揮できなかった印象もあった。また、チーム事情にフィットしなかったというべきか、中途半端だったと言うべきか、あまり戦力にはならなかった。

 また、結果論だがアンドレジーニョの補強は失敗だった。なぜ初めからポストプレーヤーをとらなかったのかという疑問もわいてくる。

 しかしながらようやく行えたジオゴの補強は最後のピースを埋めるもので、その補強の影響は大きかった。後半のチーム躍進の立役者となっただけにこれはまさに当たった補強だった。

  GKはホスンの獲得が大きかった。初めはぎーさんで行くつもりだったろう。ところがぎーさんの怪我と言うこともあったのだが、ホスンの成長でまったくGKは心配ないポジションになった。 

 ホスンは以前からマークしていて、昨年、赤池コーチが実際に韓国に行って見た選手でその時からホスンの身体能力はずば抜けていたそうだ。

 総合的に考えると概ね選手補強はうまくいったと言っていいのではないだろうか。

 しかし、やはり外国人の補強は水物。お金が十分になければさらに当たるも当たらぬも運任せになると言った状況は相変わらず変わっていない。

 ただ、補強はお金がかかるのも事実。いかに費用対効果を高めるか。

 J1では外国人の失敗は大きな傷口として残る。不安なポジションへのピンポイントな補強を期待するしかないのではないだろうか。 


指揮官の意地

2011年12月04日

 今日の全スポーツ紙の1面がコンサ
 こんな誇らしいことはない。

 スポーツ紙に各選手が手記を書いている中で道新は石崎監督の手記を書いていた。

 石崎監督になって3年。

 1年、2年となってサポーターからの風当たりも徐々に強くなっていった。

 特に今年は結果を出さなければいけなかったシーズン。

 日刊スポーツでは、昨年石栗コーチが清水に移籍したときにはフロントに「古辺をとってくれ」と詰め寄ったらしい。「無理なら自分でフィジカルコーチを兼任する」とまで言って譲らなかったそう。

 その古辺コーチは鬼軍曹タイプ。あえて嫌われ役になって選手を叱咤し続けた。

 古辺コーチが入っておとなしかったコーチ陣も意見を言うようになったらしい。

 昇格を逃がした昨年終盤には「辞めろ」とサポーターから何度も言われた。

 「山形でも大分でも川崎Fでも柏でもそんなことは言われたことがなかった」らしい。

 今年監督のターニングポイントになった試合は室蘭での横浜FC戦だったらしい。そこでもサポーターから罵声が飛んで「なにくそ」と思ったのだろう。

  昨日の試合後の挨拶でも「サポーターからの叱咤激励があって」と話していた。

  道新にはこの横浜FC戦の敗戦から「次の岐阜戦から調子の良い選手達を使おうと腹が決まった。」そう。

 そしてチアゴとアンドレジーニョを契約解除・移籍させ、ブルーノはそれから徐々に出場機会が減っていった。

 確かに今年は結果をださなければいけない年だった。しかし、ぼやきもあった。育てた選手が次々と移籍してしまった。今年のDFラインは完全に一からスタート。

 そしてバルサのサッカーを目標としてきたが、なかなか思い通りにはならず。結局J2のチーム相手にもカウンター主体の戦術になってしまった。

 ただ、やはりJ1昇格を決めた手腕はたいしたもの。3年かかったがしっかりと結果を出してくれた。

 監督にHFCは続投のオファーをするそうだが当然だろう。

 来期は本当に今年以上の厳しい年になるだろうが来年も監督の意地を見たいものである。


post by 孔明

20:34

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